今年6月で運行8周年を迎える「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)」は、運行開始後初めて2つのコースを大幅に見直し、2026年春から琵琶湖を巡る新しいコースが誕生。これにあわせ、滋賀ゆかりの立ち寄り観光地や料理、車内を彩る伝統工芸品も決まった。
琵琶湖と瀬戸内を巡る、列車ならではの贅沢な旅を体験してみては。
琵琶湖を巡り、瀬戸内を行く春の新しいコース
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」は、京都駅・下関駅を発着とし、山陽や山陰を巡る5つのコースを用意している。
このうち、各1泊2日の山陽下り・上りの2つのコースが、2026年春より新コースの「びわ湖周遊・せとうちコース」となる。
京都や下関を出発して琵琶湖を巡る
下りのコースは、京都駅を出発して湖西線・北陸本線経由で琵琶湖を周遊しながら、1日目に木ノ本駅で下車し滋賀県長浜市を訪れる。
その後、東海道・山陽本線経由でせとうちエリアを巡り、2日目に岩国駅で下車して山口県岩国市を訪れた後、下関駅に到着する。
上りのコースは、下関駅を出発して1日目に防府駅で下車して山口県防府市を訪れ、その後、山陽・東海道本線経由でせとうちエリアを巡る。
2日目に近江八幡駅で下車し、滋賀県近江八幡市へ。その後、東海道本線・北陸本線・湖西線経由で琵琶湖を周遊しながら京都駅に到着する。
滋賀県の歴史に触れる立ち寄り観光地
各コースとも1日1回の立ち寄り観光を用意しており、その地域の豊かな歴史・文化に触れられる。
下りのコースでは、滋賀県長浜市の「渡岸寺(どうがんじ)観音堂(向源寺)」や、奈良時代の創建とされる「赤後寺(しゃくごじ)(日吉神社)」を訪れ、地域の人々が大切に守り継いできた観音の里の魅力を体験しよう。
上りでは、近江八幡駅で下車し、滋賀県近江八幡市の「ヴォーリズ記念館」「ハイド記念館」を訪れ、近江八幡を愛した建築家・実業家のウィリアム・メレル・ヴォーリズについて知ることができる。
新たな「食の匠」による、沿線の食材を使用したグルメ
同列車では、一流の「食の匠」が監修し、沿線の多彩な食材を使用した料理が車内で楽しめる。
今回、滋賀県から初選出となる「食の匠」が決定。「Biwa collage(ビワコラージュ)」のエグゼクティブシェフ、市山技(いちやま たくみ)氏による監修のもと、滋賀の食文化や食材を活かした料理を堪能しよう。
「型にはまらない、自由で楽しい料理」を掲げる市山シェフが作るイタリアンは、生産者とのつながりを大切に守りながら、滋賀の郷土食や地元食材などを自由自在に組み合わせた最高の一皿を追求している。
車内を彩る、モダンで美しい伝統工芸品
同列車のインテリアは、建築家の浦一也氏によるデザイン監修のもと、「上質さの中の懐かしさ」という列車コンセプトに基づき、洗練された上質さと心休まる懐かしさを感じる「ノスタルジック・モダン」テイストのデザインを採用している。
今回、車内に彩りを添える伝統工芸品は、「浮御堂波蒔絵香合(うきみどうなみまきえこうごう)」や「琵琶湖真珠と卯山窯(うざんよう)の陶板」など、滋賀ゆかりの品を展示する。
瀬戸内の多島美に加え、悠々と水をたたえる琵琶湖が織りなす景観を「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の旅で楽しもう。
TWILIGHT EXPRESS 瑞風
公式サイト:https://www.twilightexpress-mizukaze.jp
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001501.000095753.html
(田原昌)