日常に追われる大人にこそ必要なのは、心を整える静かな時間。標高1,900mの天空に広がる栂池自然園のグリーンシーズンが6月7日(土)から始まった。北アルプスの大自然とともに五感を研ぎ澄ませる、そんな場所だ。
深呼吸するたびに、都会の雑音がそっと遠のいていくような、この夏の大自然に出かけたい。
標高1,900mの別世界の旅へ
長野県北部・白馬山麓に位置する「つがいけマウンテンリゾート」は、登山道としてだけでなく、静けさと美意識を求める旅人にも応える高原リゾート。とくに6月から始まるグリーンシーズンは、訪れる価値が格段に高まる。
ゴンドラとロープウェイを乗り継ぎ、たどり着く先にある「栂池自然園」は、日本でも指折りの高層湿原。標高約1,900m、面積およそ100ヘクタールの広大な園内では、四季の移ろいとともに風景が劇的に変化していく。
6月には、雪解けとともに清らかな白を湛えたミズバショウが一斉に咲き誇り、7月から8月には数百種類もの高山植物が彩りを添える。9月下旬になると早くも秋の気配が漂い、10月初旬には紅葉と初冠雪、常緑の森が織りなす「三段紅葉」という奇跡のような景色が現れる。標高がもたらす気候の変化は、季節を一歩先取りした美を与えてくれる。
北アルプス白馬三山や浅間山、雨飾山、八ヶ岳など、名峰の連なりを眼下に望む空中散歩も、このリゾートの魅力の一つ。風を感じながら、静かに山々を見つめる時間は、視覚だけでなく、精神にも深く染み入る贅沢だ。乗車中の眺望は、もはや「移動」ではなく「体験」と言える。
時間を忘れる、音のない贅沢
長野県民を対象とした「県民割引キャンペーン」も用意されている。入園料とゴンドラ・ロープウェイ往復料金が特別価格で提供される。期間は6月7日(土)から7月18日(金)まで。地元の人々にも広く門戸を開く姿勢が、土地に根ざしたリゾートの証だ。
展望湿原から望む白馬大雪渓の光景は、息をのむほど雄大で、どこか神聖な静けさすら漂う。自然との距離があまりに近く、都市では味わえない心の「深さ」に気づかされる時間だ。
日常から切り離された上質な体験を、自然の中に見出す
高層湿原という特殊な環境が織りなす景観は、訪れるたびに違った表情を見せてくれる。飾らず、しかしどこか洗練された自然の姿は、成熟した感性にこそ響く。誰かと語らうより、自分と向き合うことが似合う場所だ。
東京からおよそ3時間という手軽さも魅力のひとつ。アクセスの良さと自然の奥深さ、その両方を兼ね備える。駐車場も1,500台を完備しており、ドライブの目的地にするのもいい。
思い立った時に訪れることのできる、信州の静謐な自然。心が整い、視界が澄み渡るような時間を求めて、次の休暇は栂池自然園に向けてみてはどうだろうか。
つがいけマウンテンリゾート
所在地:⻑野県北安曇郡⼩⾕村⼤字千国⼄12840番地1
公式サイト:https://www.tsugaike.gr.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000164.000031800.html
(Fumiya Maki)