ものづくりと美意識が息づく石川・小松に分散型ホテル「Komado」が誕生

白山のふもと、石川県小松市に新たな分散型ホテル「Komado」が8月に開業する。古民家を丁寧に再生し、地域の文化と日常を映す“ささやかな窓”としての宿泊体験を提案。運営は小松企画社、プロデュースは「HOTEL SHE, KYOTO(ホテルシー 京都)」や「香林居(こうりんきょ)」を手がけた水星社が担当する。

町の記憶を宿し、暮らしの延長線で旅を楽しむ、静かな挑戦がはじまる。

小松の“日々”をのぞく、小さな窓のような宿

宿名の「Komado」には、「小さな窓=小松の日々をそっとのぞく場所」という意味が込められている。開業地となる小松市は、漆器や陶磁器、採石など、長いものづくりの歴史を背景に持つ町。

そんな土地に点在する町家を改装し、3室のみの分散型宿として生まれ変わるのが「Komado」だ。滞在することで、土地に息づく美意識や人の営みが、自然と体に沁み込んでくるような体験ができる。

ホテルというより「まちに泊まる」感覚

「Komado」は分散型の宿泊施設として、小松の町に静かに溶け込む。チェックインはまちなかの拠点で行い、そこからそれぞれの宿へ向かうことで、町全体をひとつのホテルのように体験できる構成となっている。

駅前の喧騒から少し離れた龍助町で、散策の途中に風景や地元の人と出会いながら宿に戻る。そんな日常のような旅が、「Komado」が目指す宿のあり方だ。

宿泊拠点として、小松のこれからをつなぐ

「Komado」は今後、小松市の港町・安宅町にも拡大予定。宿泊という機能を起点に、観光・産業・文化を横断するまちづくりのハブとなっていく構想だ。

小松企画社では現在、宿の顔となる支配人ポジションの採用も進行中。町の未来を担う人材とともに、「Komado」は地域の中で息づく存在を目指していく。

Komado
開業予定:8月頃(7月予約開始予定)
所在地:石川県小松市龍助町29-1
客室数:3室
アクセス:JR「金沢駅」より新幹線で約20分/電車で約40分/自動車で約40分⇒JR「小松駅」から徒歩7分

公式サイト:https://nipponiakomatsu-komado.com
公式Instagram:https://www.instagram.com/nipponia_komado

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000122939.html

(山之内渉)