町に泊まり、歴史と暮らす。“本州最南端の古民家ホテル”が「NOIE」として生まれ変わる

和歌山県串本町に点在する古民家を宿泊施設として再生してきた「NIPPONIA HOTEL 串本熊野海道」が7月、「本州最南端 暮らすように泊まる古民家 NOIE」へリブランドする。

それぞれの古民家が持つ歴史の物語をそのまま体験できる“暮らすような旅”へ。町を歩き、人とすれ違い、宿に帰る──その何気ない時間が、旅の本質をやさしく思い出させてくれる。

「〇〇の家」として紡がれる、それぞれの物語

“NOIE”という名前には、「〇〇のいえ=NOIE」という意味が込められている。実際に使われていた古民家を一棟ごとに丁寧に再生し、それぞれの背景や営みを宿の個性としてそのまま残しているのが大きな特徴だ。

元・煙草屋、商家の離れ、ペットと泊まれる庭付きの家、プライベートサウナ付きの家など、ひとつとして同じものはない。宿泊者はその空間に身を置くことで、その家が歩んできた時間や物語と静かに向き合うことになる。

町を歩くことが旅になる、“分散型宿泊”というスタイル

NOIEは、町の中心にあるカフェでチェックインし、そこから各宿泊棟へ向かう「分散型宿泊施設」。ホテルという枠にとらわれず、町全体をひとつの宿のように巡るスタイルが、旅のあり方を新しくしてくれる。

たとえば、朝は地元のパン屋で朝食を買い、昼間は海岸線を散策し、夜は静かな古民家で波の音を聞きながら過ごす。こうした日常の延長線にある非日常こそ、NOIEが描く“旅”のかたちだ。

食材が語る、熊野の恵みと季節の移ろい

夕食では、地元・紀州の海で獲れた魚介をふんだんに使った全7品のコースを提供。熊野の山々で育まれた旬食材とともに、串本の豊かさを味わえる内容となっている。

夕食コース一例

朝食コース一例

朝食では、熊野の米を土鍋で炊き上げ、素材を活かしたおばんざいとともに提供。観光地らしさではなく、暮らしに寄り添う“日々の食”を大切にした献立が並ぶ。

「暮らすように泊まる」旅のかたち

NOIEは、宿泊そのものを“土地とつながる体験”として位置づけている。観光名所を巡るだけでなく、旅先での時間そのものを味わうことで、本当に心に残る旅をつくり出す。

和歌山・串本の風土に触れながら、あなただけの物語と出会える時間が、ここにはある。

次の旅では、ホテルではなく“町”に泊まってみるのはいかがだろうか。

本州最南端 暮らすように泊まる古民家 NOIE
所在地:和歌山県東牟婁郡串本町串本996-1
※リブランド記念キャンペーン/2025年7月〜2026年3月末までの宿泊料金が20%OFF(※一部除外日あり)
予約ページ:NOIE

公式サイト:https://nipponia-kushimoto.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000085511.html

(山之内渉)