日本の手仕事を世界へ。鉄家具ブランド「SUGIYAMA」が4月開催のミラノデザインウィークに出店

日本のクラフトマンシップを受け継ぐ、岐阜・関のミニマルな鉄家具ブランド「SUGIYAMA(すぎやま)」。同ブランドが、4月8日(火)から4月12日(土)にかけてイタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィークに3年連続で出展する。

デザインから製作までを一貫して行う同ブランドの美しい製品から、目が離せない。

今回の出展のコンセプトは「The Beauty of Handicraft」

3回目の出展となる今回、同ブランドが掲げるコンセプトは「The Beauty of Handicraft(手仕事の美)」。鉄の可能性を追求した、ミニマルでありながらも機能性に優れた製品の数々は、現代の暮らしに寄り添いながらも伝統的な鍛冶仕事が感じられる仕上がりだ。

会場には、手描きのスケッチからデザインを起こすデザイナーと、匠の技術で製品をカタチにする鉄職人との共創から生まれた、「手仕事の美」が感じられる製品が複数展示される予定だ。

無機質な鉄に吹き込まれた“命”

デザイナーと鉄職人の手仕事から生まれる同ブランドの美しい家具は、鉄という無機質な素材に命を吹き込むようにして生まれる。

ただの棒や板に過ぎない鉄が、デザイナーの創造力と鉄職人の熟練の技が組み合わさることで、ミニマルで心地よい鉄家具へと変化。鉄の持つ特性が最大限に活かされたデザインと、職人たちの幾重にもなる工程、そしてそこに加えられる繊細な仕上げが、他にはない独特の表情と質感を生み出す。

一筆書きのように形作られた「OBI アームチェア」

「OBI アームチェア」は、まるで1本の着物の帯で一筆書きのように形作られたかのような椅子。薄さとしなやかさが表現されており、適度なしなりが快適な座り心地をもたらしてくれる。

椅子の構成要素を可能な限り少なくしながらも、快適に座るという機能を持たせ、「物としての存在感を消すこと」をテーマとしたデザインとなっている。

柔らかい印象を持つ「ROTONDA チェア」

「ROTONDA チェア」は、無垢の鉄とは異なり、おおらかな曲げ加工と優しい手触りが特徴の鉄丸パイプで構成された椅子。同チェアの名前にもなっている「ROTONDA(ロトンダ)」は、イタリア語で「丸い」という意味を持つ。

ディテールも「丸み」を意識して整え、全体を引き締めるために木部のパーツが使用されている。回転させながらスタッキングした状態も美しくなるようにデザインされている同チェアは、塗装色により印象の違いが楽しめるところもポイントだ。

屋外の景色にも溶け込む「PF屋外アームチェア」

「PF屋外アームチェア」は、「細身のスタンダードなフレームワーク、屋外の景色に溶け込むデザイン」がテーマのアームチェア。

立体感のある座面と背が特徴となっており、座り心地や水はけ、風通しを意識することで屋外でも使いやすい仕上がりに。人数の増減に応じて、スタッキングも可能となっている。

高いデザイン性と日本が誇る熟練の手仕事が融合した同ブランドの製品に、注目が集まりそうだ。

The Beauty of Handicraft(手仕事の美)
会期・時間:4月8日(火)〜4月12日(土)10:00~19:00
会場:Galleria Antonio Battaglia(ガッレリア・アントニオ・バッタリア)
所在地:Via Ciovasso 5, 20121, Milano(ミラノ市街チョヴァッソ通り)
杉山製作所公式サイト:http://www.kebin.jp

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000099891.html

(kyoko.)