100%麦焼酎「大分むぎ焼酎二階堂」が、メジャーリーグベースボール(MLB)の強豪チーム、ロサンゼルス・ドジャースの公式焼酎に決定した。
二階堂酒造は今回のパートナーシップを通じて、ドジャースタジアムに日本の伝統を持ち込み、アメリカ市場における焼酎の認知拡大と新たなファン層の獲得を図る。
二階堂酒造の焼酎がMLBの舞台に進出
二階堂酒造とロサンゼルス・ドジャースがパートナーシップを締結したことで、「大分むぎ焼酎二階堂」が公式焼酎としてドジャー・スタジアム内で提供される。これは、日本の焼酎がMLBチームの公式アルコールに採用される初の快挙であり、日本文化の新たな広がりを示す出来事だ。
「二階堂」はスタジアム内の複数のエリアで提供され、ファンは「ニカソー(二階堂ソーダ割り)」「オン・ザ・ロック」「シグネチャーカクテル」といった多彩なスタイルで味わうことができる。球場内のビジョンボードにも「二階堂」のデジタル広告が掲出されるので、その名をますます広めそうな予感だ。
アメリカ市場への進出と日本文化の橋渡し
今回のパートナーシップは、二階堂酒造がアメリカ市場への本格進出を図る戦略の一環であり、日本文化を世界に広める意図が込められているという。
二階堂酒造8代目当主の二階堂裕一氏は、「ドジャースファンの皆様に、日本の国民的なお酒である焼酎を紹介できることを楽しみにしている」と語っている。
大分むぎ焼酎二階堂の歴史と革新
二階堂酒造は、1866年に大分県で創業し、8代にわたり酒造りと蒸留を続けてきた。1949年に日本酒から焼酎の製造に転換し、1974年には日本初の100%麦焼酎を発表。これにより、焼酎の新しいスタイルを確立し、日本国内での麦焼酎の人気を確立した。
「大分むぎ焼酎二階堂」は、減圧蒸留を用いることで、華やかな香りや繊細なバニラ、トーストしたココナッツ、ストーンフルーツのような風味を引き出している。この飲みやすさが広く受け入れられ、日本の国民的なお酒としての地位を築いた。
ドジャー・スタジアムで味わう日本の伝統
「大分むぎ焼酎二階堂」の採用は、日本文化がMLBの舞台に進出する歴史的な出来事であり、日米の文化交流に新たな1ページを刻むものだ。アメリカ市場における焼酎の認知拡大と共に、世界のスピリッツ市場に新風を巻き起こすこの取り組みから、今後も目が離せない。
二階堂酒造 公式サイト:https://nikaidoshuzou.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000157558.html
(山之内渉)