東京丸の内|「TECTA」とバウハウスが描く未来。インテリアデザインの本質に迫る特別展開催中

「アクタス・丸の内店」では、バウハウスのデザイン哲学を現代に継承する稀有なブランド「TECTA(テクタ)」の企画展「TECTA MIT MARUNOUCHI -バウハウスとテクタの名作家具展-」を4月20日(日)まで開催している。

バウハウスの名作家具と、その思想を受け継ぐ家具ブランド「TECTA」のプロダクトが一堂に会する貴重な展示だ。

100年経っても色褪せないデザインを感じる

バウハウスのオリジナル家具を復刻し続ける「TECTA」は、ヴァルター・グロピウス、ミース・ファン・デル・ローエ、マルセル・ブロイヤーらが生み出したデザインを忠実に再現しつつ、現代のライフスタイルにもフィットする家具を展開している。

同展示では、「TECTA」が手掛けるバウハウスオリジナルの家具11点に加え、現代の解釈でデザインされたブランドオリジナルプロダクトも展示。デザインの美しさだけでなく、座る・触れるといった体験を通して、バウハウスの思想を五感で楽しめる。

さらに、カンチレバーチェアの進化をたどる展示ではスチールパイプ構造を生かした片持ち構造の椅子がどのように機能性と美しさを両立しているかを詳しく紹介。時代を超えて愛される理由を体感できる貴重な展示だ。

特別企画「現代に蘇るバウハウス校長室」

また、「もし現代にバウハウスが蘇ったら?」というテーマのもと、インテリアスタイリスト・作原文子氏が「TECTA」の家具を使って、現代版バウハウス校長室を再現した展示も必見だ。バウハウスのプロダクトが、現代の空間にいかに溶け込むかをリアルに体験できる。

現代アーティストの作品と組み合わせながら、「TECTA」の家具が持つ普遍的な魅力を際立たせる空間演出も見どころのひとつ。バウハウスの思想がどのように現代のインテリアに取り入れられるのかを、ぜひ会場で確かめてほしい。

ジャン・プルーヴェとの協業について知る

また、ブランド創業者のアクセル・ブロッホイザー氏と親交の深かったフランスの建築家、ジャン・プルーヴェとの協業の歴史にもスポットライトを当てている。彼らの手掛けたデザインがどのように「TECTA」のプロダクトへと受け継がれてきたのかを知ることができるのも面白い。

その他、会場では「TECTA」のシグネチャープロダクトのカラーバリエーションや、限定グッズも登場。普段なかなか触れることのできない貴重な家具を間近で堪能し、バウハウスのデザインが持つ本質的な魅力を発見できるだろう。

「TECTA」の家具が生み出す、バウハウスの未来を体感する絶好の機会。一度訪れてみたい。

「TECTA MIT MARUNOUCHI -バウハウスとテクタの名作家具展-」
会期:開催中~4月20日(日)
会場:アクタス・丸の内店
所在地:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 3F
営業時間:11:00~21:00(日・祝は20:00まで)
入場料:無料
公式サイト:https://www.actus-interior.com/news/tecta2025/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000071744.html

(Fumiya Maki)