近年、演劇やアート分野で世界的なトレンドとなっている「Immersive（没入感）」をキーワードにした新しいアート体験プログラム「Immersive Museum」が大阪の堂島で5月31日（土）から開催される。
2023年の「印象派」、2024年の「ポスト印象派」に続き、2025年は第3弾として「印象派と浮世絵」に焦点を当てた。アートが好きならチェックしたいコンテンツだ。
掲載元：Immersive Museum公式 ©amanaimages
名画の世界へ没入する「Immersive Museum」
「Immersive Museum」は、近年の演劇やアート、エンターテインメントのトレンドである“没入感”をテーマにした新しいアート体験プログラムだ。高さ6m、約450平米の広大な空間に、名画の世界が再現される。
「SCENE02 ゴッホの浮世絵コレクション」東京会場の様子
特別な音響効果と壁面・床面全てに投影される空間を自由に歩き回ることで、参加者は絵画の中に飛び込んだような感覚を味わえる。視覚だけでなく、音と映像によって全身でアートを感じることができる、究極の没入型アート体験だ。
「Immersive Museum」第3弾は、印象派と浮世絵
今回のコンテンツは印象派と浮世絵がテーマ。印象派の誕生には、日本の浮世絵が大きな影響を与えたと言われている。葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳といった浮世絵師たちの作品は、西洋絵画とは全く異なる文脈で描かれ、その大胆な構図や鮮やかな色彩は、モネやドガ、ゴッホといった印象派・ポスト印象派の画家たちに多大なインスピレーションを与えた。
掲載元：Immersive Museum公式 ©Peter Barritt / Alamy Stock Photo /amanaimages, ©Alamy Stock Photo /amanaimages
そんな、印象派と浮世絵による今回没入するシーンをいくつか紹介しよう。
江戸の町
活気あふれる江戸を描いた「熈代勝覧」が最新映像技術で動画化。浮世絵が売られている店先へと誘われる、タイムスリップ体験が味わえる。
掲載元：Immersive Museum公式 ©bpk / Staatliche Museen zu Berlin, Museum für Asiatische Kunst, former collection of Hans-Joachim and Inge Küster, gift of Manfred Bohms, photography: Jürgen Liepe / AMF / amanaimages
ゴッホの浮世絵コレクションとゴッホの浮世絵
ゴッホは浮世絵に魅了され、日本に憧憬を抱いていた。数百点に及ぶ彼のコレクションから一部を紹介し、ゴッホと浮世絵の深いつながりを垣間見ることができる。浮世絵をこよなく愛したゴッホ。彼の名画に隠された浮世絵とのつながりを読み解き、新たな発見に出会えるだろう。
掲載元：Immersive Museum公式 ©Bridgeman Images/amanaimages
「Immersive Museum OSAKA 2025 印象派と浮世絵」は、印象派と浮世絵という2つの異なる文化が融合し、新たな芸術を生み出した背景を没入体験を通して感じることができる展覧会だ。今までとは異なる新しい美術体験を楽しんでみたい。
Immersive Museum OSAKA 2025 印象派と浮世絵～ゴッホと北斎、モネと広重～
開催期間： 5月31日（土）～9月5日（金）
所在地：堂島リバーフォーラム（大阪府大阪市福島区福島1-1-17）
チケット一般発売：4月1日（火）10:00
公式サイト：https://immersive-museum-osaka.jp/
PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000022572.html
(Fumiya Maki)