スイスの高級機械式時計ブランド「クロノスイス」が「デルフィス」シリーズの新作として「デルフィス ファイヤースターター」を発表した。
世界限定50本という希少なモデルであり、グレード5チタンとITR2(高性能複合樹脂)を組み合わせた”チタンコアナノシェル”ケースが最大の特徴だ。現代の時計ケース工学における新たな地平を切り開く、クロノスイスの意欲作となっている。
![Delphis Firestarter/デルフィス ファイヤースターター ¥7,975,000(税込)](https://ignite.jp/uploads/2025/02/main-20250209223327-512x640.jpg)
Delphis Firestarter/デルフィス ファイヤースターター ¥7,975,000(税込)
「モダンメカニカル」を体現する最新作
「デルフィス ファイヤースターター」の最大の特徴は、“チタンコアナノシェル”ケースを採用したことにある。一般的なコーティングとは異なり、グレード5チタンのケースをITR2(高性能複合樹脂)に浸し、固化したブロックを0.4mmまで削り出すという特殊なプロセスを経て完成する。
この製法により、チタンケースと0.4mmのITR2からなるケースは、超軽量でありながら、優れた弾力性と耐久性を実現している。
職人技が息づくエナメル文字盤と自社製ムーブメント
文字盤上部を扇状に優雅に動くレトログラード分針は、時計の針が「飛び跳ねる」性質を表現しており、「デルフィス(古代ギリシャ語でイルカ)」の名の由来となっている。
1996年のオリジナルモデル以来、デルフィス・コレクションはクロノスイスのアイコニックなデザインとして親しまれてきた。半月型の上部レトログラードミニッツ、12時位置に配されたジャンピングアワー機構、そして6時位置のスモールセコンドが、デルフィスならではのデザインコードを形成している。
また、18Kホワイトゴールド製の文字盤には、職人によるファイヤーエナメルが施されている。手作業でエナメルを5層に塗り重ねることで、深みのある美しい色彩を実現。
デルフィスシリーズの文字盤は曲面で構成されており、この湾曲した面にエナメルを施すには、高度な技術と長年の経験が不可欠だ。クロノスイスは、長年培ってきた伝統的な技法を継承し、文字盤に豊かな表情を与えている。
そして心臓部には、ラジューペレと共同開発した自社開発ムーブメントC.6004を搭載。55時間のパワーリザーブを誇り、その高い性能が時計の精度を支えている。
クロノスイスの技術を結集した「デルフィス ファイヤースターター」は、時計愛好家にとって垂涎の逸品となるだろう。
正規取扱店舗一覧:https://www.eikotokei.co.jp/brand/CHRONOSWISS/shop/
クロノスイス オフィシャルサイト:https://chronoswiss.com/ja/JP
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000037081.html
(akihiro takeji)