新しく秋田県男鹿市に開業した「早苗饗(さなぶり)蒸留所」は、酒造りの副産物である酒粕からアルコールを抽出して、新たな価値を生み出す蒸留所だ。
今回、開業を記念した実験酒第1弾商品として、和歌山県の山椒を使用したスピリッツ「SANABURI SPIRITS 山椒 prototype01」を、数量限定で2月5日(木)から予約販売する。
廃棄される素材を活用し、新たな価値を生み出す
今年の1月から稼働を開始した「早苗饗蒸留所」の開業背景には、酒を造る過程で出る酒粕や残留するアルコールなど、これまで廃棄リスクが高かった素材を活用し、新たな価値を生み出したいという「SANABURI構想」がある。
昔の農家の人たちが酒蔵から酒粕を買い取り、それを蒸留して残渣を畑の肥料にし、蒸留液を田植えの後の神事である「早苗饗」で飲んでいたという文化を現代的に再現。酒や食品を通して酒粕に新たな価値を与えていくことを目指す。
同蒸留所では、クラフトサケに留まらず、スピリッツやジン、リキュールなどを「JAPANESE CRAFT SPIRITS SANABURI」として製造していく。
料理にも合う、和山椒のスピリッツ
実験酒第1弾商品「SANABURI SPIRITS 山椒 prototype01」の原料には、日常の食事シーンで一緒に楽しんでもらいたいとの想いから、柑橘を思わせる爽やかな香りと和山椒特有の青々しい香りが特徴の「かんじゃ山椒園」の山椒を選んだ。
「かんじゃ山椒園」は、「ぶどう山椒」の発祥とされる紀州有田川の山間部にあり、古くから栽培を行ってきた。最高品質のぶどう山椒の生産者として、世界的にも有名だ。
同園は、いち山椒園の枠を超えて、山椒栽培・山椒の加工・近隣の山野で採取されるボタニカルやワイルドスパイスの加工販売を通じて、地域の農業こそが自然の中で調和した先端の暮らしにつながるという考えで、持続可能な農業のあり方を模索しているという。
今回リリースされた山椒スピリッツは、抜群に美味しく料理にも合うので、焼酎のようにソーダ割りにしてぐびぐび飲んでみてほしい。
なお、3月には実験酒第2弾商品、4月には第3弾商品の発表を予定している。
持続可能な酒造りが生み出した、特別な山椒スピリッツを試してみては。
SANABURI SPIRITS 山椒 prototype01
アルコール度数:30%
価格:500ml瓶 3,000円(税抜)
予約販売:2月5日(木)10:00〜 ※数量限定
発送:5月予定
予約サイト:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfVGzy_HnL0-8QvIJRUJrmyUZ-QK9qxzOKUsOu2Z9mV8LdMRw/viewform?usp=dialog
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000156284.html
(田原昌)