ショコラトリー「Tatsunori Sato」は、300年の歴史を持つ奈良県の「油長酒造」の敷地内にある古民家倉庫を改装してグランドオープンした。
同店は、ショコラティエでありながら利酒師の資格も持つ佐藤辰則氏が、チョコレートを通じて日本酒の魅力を世界に発信していきたいという思いから立ち上げた。
ショコラと日本酒の、新しい可能性の誕生だ。
日本酒「風の森」に魅せられたショコラティエ
佐藤辰則氏は、ベルギーのチョコレートメーカー、5つ星ホテル、有名ブランドのチョコレート製造を手掛ける企業や「銀座和光」のショコラティエを経て、2022年に「Chocolate Times」を設立。
2024年には、“ショコラで暮らしに彩りを”をテーマに、新ブランド「Tatsunori Sato」を立ち上げた。ショコラが人の心を動かす、豊かにする。そんな一粒を追求している。
また、利酒師の資格も持ち、日本人ならではの味覚と感性でショコラと日本酒の魅力を伝えている。
「風の森」を使ったボンボンショコラ
そんな佐藤氏が、愛する日本酒の中で特に衝撃を受けたのが「油長酒造」の日本酒「風の森」だった。
「風の森」を使ったチョコレートを作りたい、という思いを初めて「油長酒造」に伝えてから約10年。昨年、「風の森」という名のチョコレートを製造する許可を得たという。
そして、開発したボンボンショコラ「露葉風807」は、「ICA(インターナショナルチョコレートアワード)2024」で、銀賞と特別賞をW受賞した。
古民家の温かさを残す、洗練されたショコラトリー
ショコラトリー「Tatsunori Sato」では、「風の森」を使用したボンボンショコラをはじめ、個性あるカカオの特徴を活かしたショコラのほか、ショコラドリンクも販売する。
ギフトにも選びたい、名作のショコラ
同店で扱う商品を一部見てみよう。
ボンボンショコラ「Saké japonais Kazenomori」は、「風の森 露葉風807」と「風の森 山田錦807」を使用したボンボンショコラのセットだ。
葡萄を思わせる果実感、渋み、酸味といった、複雑な味わいが楽しめる。
「La vie en chocolat」は、「ICA2024」で銅賞を受賞した「アールグレイオレンジ」や、“最後の楽園”と呼ばれるニューカレドニア産バニラを使用した「パラディヴァニーユ」など、全て異なるフレーバーのボンボンショコラのセットだ。
「癒しのチョコ缶」では、イラストレーターuca U氏によるイラストがプリントされた缶が目を引く。
小さな癒しがたくさん詰まった夢のチョコ缶には、世界のカカオを楽しむマンディアンなど、全部で10種類以上のチョコレートが詰まっている。
ショコラと日本酒のマリアージュを体験
3月後半からは、佐藤氏のショコラと「風の森」のマリアージュも開始する予定だ。
日本酒「風の森」を常時3種類以上用意し、これに合うチョコレートを一緒に提供する。これは、“ショコラ×日本酒”の可能性を楽しむ、新しい試みとなる。
世界へと発信される、“ショコラ×日本酒”の可能性を感じてみては。
Tatsunori Sato
所在地:奈良県御所市御堂魚棚町1163
営業日:土曜日・日曜日
営業時間:10:00~18:00
公式Instagram:https://www.instagram.com/tatsunori_sato_chocolate/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000149874.html
(田原昌)