独創的な靴アートで世界を魅了する靴職人、三澤則行氏が、2月2日(日)まで東京・銀座の月光荘敷地内で個展「A SINGLE SKETCH〜Creative Toughness〜」を開催中だ。
同展の目玉となるのは、月光荘のトレードマークである「ホルン」をモチーフにした「ホルンの靴」。芸術と機能を融合させた作品の魅力を、会場で直接確かめてほしい。

MUSICⅥ〜ホルン〜/写真:市川森一
「A SINGLE SKETCH〜Creative Toughness〜」が開催
「A SINGLE SKETCH〜Creative Toughness〜」の会場となる「メゾン ゲッコウソウ」を擁する月光荘は、1917年に創業した老舗の画材店。
この店のトレードマークでもある「友を呼ぶホルン」は、かの与謝野晶子やその夫を中心とした当時の文化人グループが共に考案したもの。ホルンには、「ホルンの音のもとに多くの仲間が集まってほしい」という文化人たちの願いが込められているのだそう。
三澤氏はこの場所で個展を開催するにあたり、店を象徴するモチーフであるホルンを靴アートとして再解釈。新たに「ホルンの靴」という作品を作りだした。
また、同展では三澤氏が過去に手がけた代表作も展示。その中には、2021年の国際コンクール「GLOBAL FOOTWEAR AWARDS」で総合優勝を果たした「足の巣」や、アート業界で高い評価を受けた「ネズミにやられた!」も含まれている。

足の巣/写真:市川森一

ネズミにやられた!/写真:市川森一
なお、今回の個展では三澤氏のものだけでなく、彼の元で学ぶ若手作家の作品も展示する。靴の枠を超えた芸術作品を会場で楽しんでほしい。
アート靴で世界を魅了する三澤則行氏
三澤則行氏という人物について、もう少しだけ深掘りして紹介したい。
三澤氏は、アート靴やオーダー靴で名を馳せる靴職人。アーティストとしても高く評価されており、ハリウッド映画界や宮内庁に向けても靴を納品してきた実績を持つ。

写真:七咲友梨
三澤氏はこれまでにニューヨークやロンドン、パリなど世界各地で個展を開催。今年5月には、大阪・関西万博で「未来の靴のカタチ」という作品の展示発表も控えている。
世界を魅了する三澤氏のアートを直接目にできる「A SINGLE SKETCH〜Creative Toughness〜」 。アートの造詣を深めたい人はこの機を逃さないようにしたい。
NORIYUKI MISAWA SOLO EXHIBITION「A SINGLE SKETCH〜Creative Toughness〜」
会期:開催中~2月2日(日)
時間:13時~ 19時(最終日は16時まで)
場所:メゾン ゲッコウソウ
所在地:東京都中央区銀座8-7-2 永寿ビルB1F
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000026650.html
(IKKI)