開湯以来600年という長い時を刻んできた、岩手県花巻南温泉峡の「鉛温泉(なまりおんせん)」。同地にある老舗「藤三(ふじさん)旅館」が、現代のライフスタイルに合わせたベッドタイプの新客室をオープンした。
伝統と革新が調和する空間デザインを実現した部屋からは、豊沢川の清流と四季折々の景観を一望できる。
歴史の長い鉛温泉にある唯一無二の老舗温泉旅館
今から600年程前、藤三旅館・藤井家の祖先が高倉山麓でキコリをしている時のこと。
岩窟から出てきた白猿が、カツラの木の根元から湧き出る泉で手足の傷を癒す姿を見たことにより、鉛温泉を発見したと伝わる。
これが温泉の湧出であることを知り天然風呂を開設。1786年には大衆の浴場として長屋を建て、温泉旅館を開業したのが同旅館の始まりだ。
「鉛温泉」は、わずか1%しか存在しないと言われる「完全源泉かけ流しの温泉」で、「温泉遺産」「新日本百名湯」「日本百名湯」にも選定されている。
長い年月を経た藤三旅館は、「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋のような木造3階建てで、総けやきづくりの風格ある建物だ。
同旅館では、日本一深い自噴天然岩風呂「白猿の湯」、大きな窓のある内湯「桂の湯」、岩肌を伝う白糸の滝を眺められる「白糸の湯」、貸切可能なプライベート空間が自慢の「銀の湯」など、4つの浴場を自由に利用して温泉三昧を楽しめる。
趣ある木造建築の旅館に誕生した新しい客室
客室は、総けやき造りの木造建築が風格ある「本館」、木造より機密性の高い作りで鉄筋ならではの快適さが楽しめる「別館」、心身ともに癒される安らぎの空間「湯治部」がある。
いずれも真下を流れる豊沢川を眺められるロケーションだ。
このたび開業した新客室は、同旅館の伝統的な和の趣を大切にしながら、ゲストのニーズに応え現代のライフスタイルに合わせたベッドタイプの部屋だ。
壁面には和紙調の模様を配し、木製格子のパーティション、モダンな照明器具など、伝統と革新が調和した空間デザインを実現。
畳敷きの寛ぎスペースと快適なベッドルームを組み合わせることで、和の趣と現代的な快適性を両立した。
さらに、上質な寝具と温かみのある木目調の天井が、心地よい眠りへと誘ってくれるだろう。
藤三旅館では、新しい客室の誕生を記念して部屋の無料アップグレードキャンペーンを行っている。予約可能期間は、2月28日(金)、宿泊可能期間は4月25日(金)までだ。
歴史を重ねてきた老舗旅館ならではの心地よい客室からは、豊沢川の清流や四季折々に変化していく大自然の景観を堪能できる。
さらに、わずか1%しか存在しないと言われる「完全源泉かけ流しの温泉」では、心身ともに癒されるだろう。
居心地のいい空間に身を委ねて、上質なくつろぎの時間を過ごしてみたい。
花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館
所在地:岩手県花巻市鉛中平75-1
公式サイト:https://namari-onsen-ryokan.com/
PR TIMES : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000079821.html
(ERIKO T)