ロエベ初の大型展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界」が、3月29日(土)から東京・原宿で開催される。
1846年にスペイン・マドリードで創業したロエベが、レザー職人の工房から世界を代表するファッションブランドへと進化するまでの179年にわたる歴史や、スペインの伝統、手仕事への深い献身を称える興味深い展覧会だ。
ロエベの巡回展がついに東京でも開催
「ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界」は、ロエベがファッションにおいて追求してきた創造性や革新性、そして世代を超えて受け継がれるクラフト文化を紹介する展覧会。世界を巡る巡回展として2024年に上海からスタートし、今回待望の日本での開催が決定した。
展覧会のデザインは、数々の革新的な建築を手がけてきた設計事務所のOMAが担当。会場では、1846年の創業から現在に至るまでのロエベの歴史が、アイコニックなデザインや文化的なコラボレーション作を通じて描かれる。
展示空間については、ゲスト一人ひとりがインタラクティブな体験を楽しめるようさまざまな工夫が施されている。スペインの風景や音を感じたり、パリのランウェイの最前列を体感したりと、ロエベならではとも言える演出が満載だ。
近年、ロエベはスタジオジブリや京都の陶芸ユニット「スナ・フジタ」などから着想を得て、数々のコレクションを発表してきた。その“想像力”やつながりも、展示の中で見出せるかもしれない。
東京での開催を記念する特別展示も実施
また、東京で開催される「ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界」展では、ロエベがこれまで手がけてきた日本国内外のコラボレーションや文化プロジェクトにも焦点を当てた特別展示も実施。
ロエベ財団(LOEWE FOUNDATION)の支援のもと、京都で400年以上にわたり茶の湯釜を製作している大西家のドキュメンタリー映像をはじめ、Craft Prizeのファイナリストである四代田辺竹雲斎さんや渡部萌さん、2019年の大賞受賞者である石塚源太さんらの作品を展示する。
また、ミラノサローネ国際家具見本市でのコラボレーションで話題を呼んだARKOさん、松本破風さん、米澤二郎さんらによる作品も展示し、ロエベが取り組んできたクラフトへの情熱を示す。
日本はロエベがヨーロッパ圏外で初めて進出した国であり、1973年に1号店をオープンして以来、深いつながりを築いてきた。それもあり、ロエベのアイテムを昔から愛用している大人はきっと少なくないだろう。この春は、ロエベの歴史やクラフトの世界観に触れる特別な機会を逃さないようにしたい。
ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界
会期:3月29日(土)〜5月11日(日)
開廊時間:9時〜20時(最終入場19時)
会場所在地:東京都渋⾕区神宮前6-35-6
入場料:無料(予約制)
詳細ページ:https://www.loewe.com/jap/ja/stories-projects/crafted-world-exhibition.html
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000010711.html
(IKKI)