宮城県川崎町の北欧ビンテージ家具を中心としたジャンルレスなアートが揃う常設ミュージアム

宮城県仙台市に北欧ビンテージ家具・雑貨店「Chickadee&HOME」を運営するGREEN BIRD社が、“常設でいつでもデザインを楽しめる場”として私設ミュージアム「Numata(DESIGN+ART)Museum」を宮城県川崎町にオープンした。

北欧ビンテージ家具を中心に雑貨、電化製品、ファッション、ポスター、現代アートなどを展示している。

常設ミュージアム「Numata(DESIGN+ART)Museum」誕生

同施設は常設で、いつでもデザインを学び、楽しめる場所を作りたいという思いから誕生したデザインミュージアム。

同施設を運営するGREEN BIRD社 代表取締役の沼田寛彦さんが北欧ビンテージ家具・雑貨店「Chickadee&HOME」を運営する傍ら、有名建築や家具店などを巡り収集した、世界的デザイナーたちが手がけた作品の数々を常設で展示している。

沼田さんは初めて海外でデザインミュージアムを訪れた際、「自分たちの身近にあるプロダクトデザインの逸品をミュージアムで観ることができる」と衝撃を受けたという。一方、国内ではデザインの企画展などは開催されるが、常設でデザイン作品を観ることができるミュージアムはほとんどない。

そこで、これまでに収集した北欧デザインのビンテージコレクションや、自分たちが良いと感じるプロダクト、アートをジャンル問わず展示する同施設を立ち上げた。

いつでもデザインに触れられる空間

同施設は仙台市の中心部から車で30分程度のエリアにある。建物はAlvar Aalto、Le Corbusier、Donald Judd、Robert W.Irwinなどの建築家やアーティストのアートからヒントを得て設計デザインした。

ロゴマークやミュージアムグッズのデザインはアートディレクター・グラフィックデザイナーの平林奈緒美さんに依頼。

1階にはArne Jacobsen、Finn Juhl、Hans J. Wegnerなどの希少なオリジナル作品を展示するほか、エキシビションスペースで年に数回、企画展を予定している。2階はAlvar Aaltoの1930〜1950年代の作品を展示。

受付カウンターには1950年代にAlvar Aaltoが実際に使用した外壁タイルを利用した。

デンマークを代表する建築家の照明器具や建具なども使用しており、空間全体がアートだ。

時代、国を問わず、デザイン性が高いと感じるプロダクトや、世界で数点しか無いといわれる作品を、常時見ることができる貴重な空間になっている。

また、ミュージアムショップの什器はドイツのプロダクトデザイナーDieter Rams。ショップはオリジナルグッズや北欧ビンテージ雑貨、海外のデザイン文具のほか、古書も含めたデザイン・建築・アート関連の書籍を用意する。

北欧のような自然が広がる東北の地で、思い立った時にすぐアートに触れられる空間だ。

Numata(DESIGN+ART)Museum
所在地:宮城県柴田郡川崎町今宿字向古関184-5
URL:https://ndam.jp

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000155167.html

(hachi)