歴史と文化が息づく福岡・柳川の国指定名勝「柳川藩主立花邸 御花」の宿泊棟が、1月11日(土)にリニューアルオープンした。「御花」は柳川藩主立花家の屋敷として江戸時代に築かれ、400年以上にわたってその伝統を守り続けている。
今回の改修は、地域の魅力を未来へつなぐために実施された壮大なプロジェクトだ。
歴史と未来を紡ぐ「御花」のリニューアル
国指定名勝に指定される「御花」は、7,000坪に広がる庭園「立花氏庭園」を有する名所である。滞在型施設としても稀有な存在であり、訪れた人々が歴史と文化を間近に感じ、特別な体験を得られる空間だ。
江戸時代に築かれた建物と庭園は、立花家の精神を継承しながらも現代に適応する形で改修が行われている。今回改修されたのは宿泊棟「松濤館」。改修にあたり、文化財のある景色とそこに息づく物語を100年先の未来につなぎつつ、柳川と「御花」の魅力を広く発信していくことを目指したという。
本物を引き立てる宿泊棟の新たな魅力
改修プロジェクトは、装飾を抑え「本物」の魅力を際立たせる設計を採用。立花家が代々使用してきた調度品や地元の伝統工芸品を取り入れ、歴史を感じながらも温かみのある空間を演出している。特に「松濤園」側の客室では、日本庭園を眺める贅沢な時間を提供する。
さらに、施設のロゴやウェブサイトも一新。立花家の歴史を反映したデザインで、訪問者に特別な体験を期待させる構成となっている。
地域の伝統を未来へつなぐ取り組み
今回の改修では、地域の職人と協力し、八女提灯やい草織物など、地元の素材を各所に活用。文化財の保全だけでなく、地域の伝統技術の魅力を伝えることにも力を入れている。
これにより、「御花」は単なる宿泊施設にとどまらず、地域全体の魅力を発信する拠点としての役割を担っている。訪問者は、滞在を通じて職人技や地域文化を深く理解し、次世代に伝える重要性を実感できるだろう。
歴史と文化を体感する滞在型施設
「柳川藩主立花邸 御花」は、歴史と文化を深く体験できる特別な空間だ。歴史と文化が生み出す「本物」の価値を体験し、特別な時間を過ごしてほしい。
柳川藩主立花邸 御花
所在地:福岡県柳川市新外町1
アクセス:西鉄柳川駅からタクシーで10分、バスで15分、川下りで70分
客室数:20室
柳川藩主立花邸 御花 公式サイト:https://ohana.co.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000006647.html
(山之内渉)