イタリアを代表する照明ブランド「Viabizzuno(ヴィアビッズーノ)」が、日本市場に初進出することが発表された。「建築は光によって完成する」を理念に掲げる同ブランドは、光そのものをデザインし、建築空間と一体化する製品づくりで高く評価されている。2月には、日本初となる体験型ショールームがオープンする予定だ。
光と建築の融合を追求したViabizzuno
1994年にイタリア・ボローニャで誕生したViabizzunoは、創業以来「光をデザインする」という哲学のもと、建築空間に新たな価値を提供してきた。ディヴィッド・チッパーフィールドや隈研吾など、世界的な建築家とのコラボレーションを多数実現しており、空間に溶け込む照明デザインと、機能美を兼ね備えた高品質な製品で知られる。
代表的な製品には、特許を取得した「094 sistema」や、ピーター・ズントーが手がけた「candela di vals」などがあり、これらは単なる照明器具ではなく、建築そのものの一部としての役割を果たしている。
日本初の体験型ショールームが登場
2月にオープンする「Viabizzuno Partner Tokyo」は、昼はショールーム、夜はレストランとして機能する体験型施設だ。光の美しさを体感できる空間であるだけでなく、食文化と建築デザインを融合させた新たな文化発信の場となる。ショールームでは、Viabizzunoの製品や世界観に直接触れることができる。
また、ショールームに先駆け、1月には併設のレストラン「TSUKUMOMO」がオープン。四季折々の食材を使った料理を提供し、訪れる人々に特別な体験を提供する予定だ。
日本市場への期待と未来
Viabizzunoの日本進出は、同ブランドの世界18カ国目の展開となる。運営母体であるTDX社は、2024年10月にViabizzuno spaと独占販売契約を締結。ショールームの運営は、照明ジャーナリストでもある谷田宏江氏が代表を務めるLIGHT & DISHESが担う。
谷田氏は「Viabizzunoが追求する光の質と、日本の繊細な美意識の間には深い親和性がある」と語り、日本の建築シーンに新たな可能性をもたらすと期待を寄せている。
光の体験が生み出す新たな価値
Viabizzunoの日本初進出は、建築と照明デザインを融合させた新しいライフスタイルを提案するものだ。2月のショールームオープンを控え、同ブランドが日本の建築シーンにどのような影響を与えるのか注目が集まる。詳細情報やグランドオープンの案内は1月に公開予定で、期待が高まるばかりだ。
LIGHT&DISHES 公式サイト:https://lightanddishes.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000105641.html
(山之内渉)