Pヴァイン社が発行するヒップホップ特化の年刊専門誌『ele-king presents HIP HOP』が創刊。2025年1月24日(金)に全国の書店およびオンライン書店で発売される。
海外ヒップホップ情報を扱う同誌の創刊号では「2024年USヒップホップに何が起こったのか」を大特集する。カルチャー好きも音楽好きも必見の一冊になるだろう。
「ele-king」レーベルからヒップホップ専門誌が登場
『ele-king』はテクノ専門誌として1995年1月に創刊された。
発売当初からカルチャーを強く意識した雑誌で、音楽情報だけでなく小説家やアーティストたちの連載や社会問題の記事なども掲載していた。2012年からはPヴァイン社の書籍部門「ele-king books」が立ち上がり、音楽を中心とした書籍を世に送り出してきた。
『ele-king presents HIP HOP』は、「ele-king books」からヒップホップ特化の年刊専門誌として登場する。今後は年1回・1月に発行予定で、前年のヒップホップ界の総括をしつつ、新年の展望を特集するとのこと。
2024年のベストアルバムやパンチラインを紹介
創刊号では2024年のベストアルバムやShotGunDandy氏が選ぶ最高のパンチライン、レコード店が選ぶベスト10などを紹介するほか、PoLoGod.氏と$hirutaro氏による海外アーティストライブレポートも掲載される。
また、巻頭対談には池城美菜子氏と渡辺志保氏が、インタビューには『ヒップホップ・ジェネレーション』著者のジェフ・チャン氏が登場。
サブジャンル解説、大統領選、ジャーナリズムに関する記事や、押野素子氏の「ミーガン・ザ・スタリオン、グロリラの元気と、タナハシ・コーツの勇気に出会えた年」も見逃せない。
ヒップホップに精通した確かな知識人が手がけたコンテンツ
同誌の編集長を務めるのは『ブラック・マシン・ミュージック』『ジャンク・ファンク・パンク』などの著書で知られる野田努氏だ。
インターネット上に情報が錯乱する中、いまいちシーン全体の俯瞰図が見えなくなっているように感じていた野田氏が、編集・監修担当の二木信氏に「この1年、(US)ヒップホップはどうなっているのかが俯瞰できるもの、確かな知識を持つ人による信用できるメディアを作ってほしい」と依頼したことで同誌が立ち上がったそうだ。
二木氏は著書『しくじるなよ、ルーディ』や漢 a.k.a. GAMI氏著『ヒップホップ・ドリーム』の企画・構成、編集協力などで知られる人物。今回、監修・編集にあたり「音楽だけに留まらない影響力と波及力を持ったカルチャーの現在の正体にいかに迫るか」に重点を置きつつ、ヒップホップやラップを実際に聴いてみたくなる誌面を目指したとのこと。
純粋なヒップホップヘッズにも、ちょっと興味がある人にも読んでほしい雑誌だ。
ele-king presents HIP HOP 2024-25
発売日:2025年1月24日(金)
価格:1,980円(税込)
発行:Pヴァイン
販売:日販アイ・ピー・エス
発行元公式サイト:https://ele-king.net/books/
販売元公式サイト:https://www.nippan-ips.co.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000019746.html
(Mayu)