内装に関わる商品とアイデアを提供する「toolbox(ツールボックス)」は、惜しまれつつも2022年に販売終了した「笠松電機製作所」製造の照明4種類を復刻。原型を忠実に再現し、現代の住空間に合わせた改良を加えて販売を開始した。
復刻したのは、屋外でも使える2種類のライトと、コード付きの2種類の屋内用ライトだ。
後世に残したい、創業105年の町工場生まれの名品
2022年、人気のある中で「笠松電機製作所」が突如、電気照明器具製造業からの撤退を発表。建築家や設計者をはじめ、多くの愛用者に衝撃が走った。無骨で実用主義を貫いた製品の形状や、町工場ならではの味わいが唯一無二の存在だった。
その後復活を望む声を受け、今年の2月に第1弾として裸電球用のレセップシリーズ「工業系レセップ」を復刻。多くの反響があり、他の型にも復刻の要望が寄せられた。
今回は、他社メーカーでは代替品が見つからないと判断した4種類の照明について、同製作所の原型を元に一から開発して販売する。
現場のニーズを反映し、使用空間に合わせた改良も
復刻に際し、外部用の直付照明では現行の防雨試験基準をクリアする必要があり、シェードやソケット部分の形状をわずかに変更している。また、従来の手頃な価格を維持するため、台座部分などのパーツ製造方法をダイカストからヘラ絞りに変更した。
ペンダント照明については、標準コード長を従来の1.5mから1mに変更し、最大4mまで1cm単位でオーダー可能とした。これにより、階段ホールなど吹き抜け空間での長めの設置や、キッチンカウンター上での連灯演出がしやすくなった。
さらに、外部用「レトロブラケットライト」のシェードは、従来のスチール製からサビに強いアルミ製に変更。耐久性を向上させることで、より長く使用できる。
レトロな雰囲気が懐かしい4種類の照明
今回復刻するのは、小ぶりなシェードが特徴の「レトロブラケットライト」「レトロペンダントライト」と、ガラスボールが印象的な「ボールアームライト」「ガラスボール照明」だ。その実直なデザインは、シンプルな形状ながら、どこかレトロな雰囲気も持ち合わせている。
家のワンポイントとして主張してくれるその姿は、リノベーション住宅・新築住宅を問わず魅力を発揮し、数多くのユーザーに愛用されてきた。
シェードの素材やカラーで選べる4種類
ここで、4種類の照明のラインナップを見てみよう。
「レトロブラケットライト」は、屋内と屋外で使用でき、シェードは3種類。アルミ製のブラック、またはガラス製のクリアか乳白色から選べる。
「ボールアームライト」は、クリアもしくは乳白色のガラスの2種類から選べる、屋内外使用可能な照明だ。
「レトロペンダントライト」は屋内用。シェードは、艶なしのブラック、レトロな乳白ガラス、光がまわりやすいクリアガラスの3種類から選べる。コードの長さはオーダーすることが可能となっている。
屋内用の「ガラスボール照明」は、クリアと乳白色の2種類。こちらもコードの長さをオーダーできる。
屋外や屋内に、魅力的な照明を設置してみては。
toolbox商品ページ:https://www.r-toolbox.jp/store/category/lighting/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000137698.html
(田原昌)
※表示価格は全て税込
※電球は付属しない