伝統工芸×著名クリエイターがコラボ!南青山で「Craft × Tech Tohoku Project展」開催

11月27日(水)から、東京・南青山にある「INTERSECT BY LEXUS ‒ TOKYO」で「Craft × Tech Tohoku Project展」が開催されている。

このイベントでは、日本の伝統工芸と現代のテクノロジーを融合させるプロジェクト「Craft × Tech」で生まれた作品を展示。革新的なアート作品でゲストを魅了する。

伝統工芸とクリエイターがコラボレーション

「Craft × Tech」は、伝統工芸の技術や美しさを未来へとつなぐために吉本英樹氏が立ち上げたプロジェクト。伝統⼯芸の各産地と世界的に活躍するクリエイターのコラボレーションを推進することで、伝統工芸の新たな“発見”や“魅力”を創出する。

現在開催中の「Craft × Tech Tohoku Project展」では、東北地方の伝統工芸とクリエイターのコラボレーションにより生まれた2作品が展示されている。それぞれ見ていこう。

会津本郷焼×吉本英樹氏の作品「Rain」

まず1つ目は、福島県の会津本郷焼と吉本英樹氏のコラボレーションにより生まれた「Rain」。会津本郷焼の陶器をモノリスのような造形に組み込んだフロアライトだ。

陶器は通常、焼成後にわずかな縮みや反りが生じる。そんな陶器を異素材と組み合わせるため、吉本氏は焼き上がった胸板をデジタルデータ化し、それに合わせる形で樹脂と金属素材の加工を行った。

大判の陶板を彩る、降り注ぐ雨を思わせる釉薬の柄が印象的だ。

川連漆器×サビーヌ・マルセリス氏の作品「Yōkan」

秋田県の川連漆器と「LEXUS DESIGN AWARD」でメンターを務めたサビーヌ・マルセリス氏もコラボレーション。丸みを帯びたテーブル2種と、なだらかなラインの壁掛けからなる作品「Yōkan」を制作した。

マルセリス氏は漆の特性を活かすため、ひねりやアクセントを加えながら全体を構成。表面に映る光を巧みに操り、漆器の新たな魅力を引き出した。

会場では作品展示の他、クリエイターらが工房を訪れる様子や制作過程も上映。作品ができるまでのストーリーや「Craft × Tech」の取り組みにも焦点を当てる。

日本の伝統工芸を新たな視点から見つめ直す良いきっかけとなりそうだ。

Craft × Tech Tohoku Project展
会期:11⽉27⽇(⽔)~
会場:INTERSECT BY LEXUS ‒ TOKYO 1F GARAGE
所在地:東京都港区南青山4-21-26
詳細ページ:https://lexus.jp/brand/intersect/tokyo/garage/crafttech.html

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000220.000012577.html

(IKKI)