プロ野球選手のバットがクラフトビールになった!「そらとしば by よなよなエール」の挑戦

北海道北広島市「エスコンフィールドHOKKAIDO」球場内に所在するクラフトビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」では、11月30日(土)から新製品の「そらとしば シーズナル10」の販売を開始する。

同商品は、北海道日本ハムファイターズの選手6名が使用していた、折れたバットを原料に使用したクラフトビールだ。

球場内で楽しめるクラフトビール醸造レストラン

「そらとしば by よなよなエール」は、2023年3月にオープンした、北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」のセンターバックスクリーンに位置する、世界初のフィールドが一望できるクラフトビール醸造レストランだ。

同店はヤッホーブルーイングが、球場限定のオリジナルクラフトビールの製造や、醸造所見学ツアーなどのイベントを開催している。

©H.N.F.

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折れたバットを原料にしてクラフトビールに

日本のプロ野球および大学野球の公式戦で使用される木製バットについて、SDGsの観点からも循環利用する取り組みが一部行われている(*1)。

木製の箸や箸置きなどへの再利用が盛んだが、バットを原料に使用したビールづくりは初めてのこと(*2)。

同店では、アリエル・マルティネス選手、郡司裕也選手、田宮裕涼選手、松本剛選手、水野達稀選手、そして野村佑希選手ら、6名のファイターズ選手の破損したバットを譲り受け、バットを原材料に使ったクラフトビールづくりを行った。

水蒸気蒸留によってバットの香りを抽出

同ビール造りの工程では、まず、ファイターズファンと一緒にバットの加工作業を行った。

そして、加工した木材から、水蒸気蒸留を用いて「芳香蒸留水」を取り出し、ビールに添加。これにより、バットに使用される木材は香りが強くはないものの、効率的に香りを抽出することができた。

バットの端材をさらにアップサイクル

香りを抽出した後の木材や切り落とした端材は、さらに加工してキーホルダーにリメイク。このキーホルダーは、11月30日(土)~12月15日(日)の期間に実施する、SNSキャンペーンのプレゼントとなる。

また、加工作業で切り落としたグリップ部分は、ビールサーバーのタップハンドルとして生まれ変わり、同店に登場する予定だ。

ウッドと麦の香りが調和した、複雑さのある味わい

出来上がったビールのビアスタイルは「ウッドエイジドビール」という。

モルトの香りやコクが感じられる秋冬にぴったりの「ブラウンエール」をベースに、バットの芳香蒸留水とウイスキーオークチップを加え、味わいや香りに複雑さを出している。

ウイスキーオークチップ由来のバニラ・洋酒・バターのような香りの中に、モルト由来のナッツのような香りが感じられるのが特徴だ。

シーズンの余韻とともに、軽快ながらも複雑さのある味わいを楽しみたい。

*1 日本プロ野球選手会公式サイト参照
*2 日本プロ野球界で実施しニュースリリース等で発表されたものとして(2024年9月ヤッホーブルーイング調べ)

そらとしば シーズナル10
提供期間:11月30日(土)~未定
販売場所:そらとしば by よなよなエール
所在地:北海道北広島市Fビレッジ内
アルコール分:5.0%
販売価格(税込):レギュラー900円、レギュラープラス1,000円
公式サイト:https://www.hkdballpark.com/restaurants/24/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000018582.html

(田原昌)