熟成感や複雑味が楽しめる。大分県「久住蒸溜所」が最後のニューボーンを発売

久住蒸溜所は11月18日(月)、熟成期間3年未満の原酒を製品化したニューボーン第5弾となる「KUJU NEW BORN#5」をリリースした。同蒸留所はシングルモルトのリリースを来年に控え、今回発売した商品は最後のニューボーンとなる。

販売は全国の酒販店、限られた蒸溜所、ウイスキーの通販サイト「洋酒専門店TSUZAKI」にて。

「久住蒸溜所」からニューボーン第5弾が発売

ウイスキーは国際基準で3年以上の熟成を経た原酒のことを指す。一方で、「ニューボーン」は熟成期間が3年未満の若い原酒を製品化したもの。新興蒸溜所がシングルモルトのリリースまでの間、使用している原種に触れてもらい、蒸溜所の存在を知ってもらうためにリリースする。

同蒸溜所もこれまで同じ趣旨で、異なるタイプの原酒構成でニューボーンを販売してきた。なお、熟成前のスピリッツ「ニューポット(またはニューメイク)」はリリースしていない。

久住蒸溜所のニューボーン第5弾として発売した「KUJU NEW BORN#5」は、バーボン樽とシェリー樽を中心に複数の樽の原酒をブレンドした。さまざまなタイプの酒齢2年6カ月以上の原酒を使用し、より複雑で個性的な味わいに仕上がっている。

久住蒸溜所による、最後のニューボーン

同蒸留所は現在、来春のシングルモルトリリースに向けて準備しており、大分県では初めてのシングルモルトを発表する予定だ。よって、ニューボーンのリリースは今回をもって終了する。

熟成感や複雑味が魅力の味わいに

製造責任者兼ブレンダー 武石裕さんはIT企業の営業からウイスキー業界に飛び込んだ異色の経歴を持つ。

武石さんによると「KUJU NEW BORN#5」には3年未満なりにしっかりと熟成感がある原酒を選び、今までのものの中で一番、色々なタイプの樽で熟成させた原酒をブレンドしているという。

「今後につながる熟成感や複雑味を感じてもらえるものになったと思っています。時間がたつと変化していくのが久住の原酒の特徴です。ぜひストレートでゆっくりと時間をかけてお楽しみいただければと思います」と語る自信作だ。

最後のニューボーンとなる同商品は、同蒸溜所の記念すべき一本にもなりそうだ。

KUJU NEW BORN#5
容量:200ml
価格:4,500円(税別)
アルコール度数:55%
※ギフトボックス付、本数2,300本

公式サイト:https://kujudistillery.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000148265.html

(hachi)