アイルランド・コーク州南部の「CLONAKILTY(クロナキルティ蒸留所)」から、100%自社蒸留の「クロナキルティ・シングルポットスチル」が新発売された。
ニューメイクは「ワールド・ウイスキー・アワード」で世界最高の「アイリッシュ・ニューメイク」として評価されている。
バーボン樽とシェリー樽で熟成された、バランスのある味わいを堪能してみては。
アイルランドの新しい「クロナキルティ蒸留所」
「クロナキルティ蒸留所」は、2016年にアイルランド・コーク州南部の町クロナキルティに設立され、2019年5月からニューメイクスピリッツを蒸留している。
同蒸留所の設立者はこの地で9世代にわたって農場を営んできたスカリー家で、生産されるシングルポットスチルウイスキーには、近隣の農場で生産された大麦を原料に使用。単式蒸留器で3回蒸留し、高品質なアイリッシュ・シングルポットスチルウイスキーを製造している。
「ワールド・ウイスキー・アワード」の2020、2023、2024において「Best Irish New Make」のCategory Winnerに、また「アイコンズ・オブ・ウイスキー2020」では「Craft Producer of the Year」にも輝いた、今注目の高いアイリッシュウイスキーだ。
持続可能な取り組みに対して多数の賞を受賞しており、アイルランドの国家的持続可能性プログラム「Origin Green」で、「ゴールド」メンバーシップを授与された数少ない蒸留所の一つとなっている。
大西洋岸で蒸留されたシングルポットスチル
「クロナキルティ・シングルポットスチル」の原料には、自社と近隣で育て上げた大麦を中心に使用。クロナキルティの大西洋岸で3回蒸留、熟成、瓶詰めされ、海岸沿いの伝統的なエッセンスを取り入れたシングルポットスチルウイスキーだ。
同蒸留所では初めての、100%自社蒸留の製品となる。
世界最高と評価されたニューメイク
同製品は、2019年5月1日に最初の蒸留を開始した。
ニューメイクは「ワールド・ウイスキー・アワード」で世界最高の「アイリッシュ・ニューメイク」の称号を得ており、これをバーボン樽とシェリー樽で熟成してシングルポットスチルとして仕上げた。
伝統的な製法を使用し、3つの樽で熟成
同蒸留所ではモルトと未発芽の大麦を原料に作る、伝統的な製法を行っており、長い発酵期間によって天然酵母が豊かな風味を引き出す。
3回蒸留で、より軽く甘みの感じるスピリッツを造り上げ、ゆっくりと加水を行うジェントルカットを採用している。
そして、バーボン樽のほか、オロロソとアモンティリャードのシェリー樽で熟成した。
この3種類の樽熟成によって、甘いバニラとキウイのフレーバーが、キャラメリゼした洋ナシとダークチョコレートのノートとともに表現されている。
そして、甘さとフルボディの完璧なバランスを実現し、長く余韻を残す。
今注目されている、新しいアイリッシュを試してみては。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000152667.html
(田原昌)