現代アートの企画展を中心に展開するLWArtは、銀座の「G735 Gallery」にて、グループ展「Life With Art vol.2〜MONOTONE/COLORS〜」を、11月15日(金)〜11月28日(木)に開催する。
同展示会は、総勢14組のアーティストを、MONOTONE/COLORSの前後編に分けて開催。併せて新作原画の販売も行う。
Life With Artに込められた想い
「Life With Art」は、鑑賞者の中に潜在しているアートに対する感情を、強烈に呼び起こすことを目指すという。
同展では、異なるジャンルで圧倒的な存在感を放つアーティスト14名の作品を集め、MonotoneとColorを前後編で分けた展覧会を開催する。
展示にあわせ新作原画の先着販売を実施
出演アーティスト14名による、同展のために書き下ろされた新作原画の先着販売も一部抽選を含め実施する。一部のアーティストを紹介しよう。
MONOTONEに出展するアーティスト
統一されたマットブラックカラーが特徴のSIVELIA氏の作品は、ジャンクパーツなどの不要になった素体を加工し組み合わせた立体コラージュの手法でアートフィギュアを制作する。今回の展示ではペインティング平面作品を出品。
偶然性・作為/無作為を主なテーマに平面作品を制作するMiura Koga氏は、構図や配色といった意思決定の段階において乱数や指示書を用いることによって、制作者の意識的な作為を排除する。これにより、身体による出力時のブレ、偶然性を純粋に浮かび上がらせる方法を取る。
ASUKA ZEN氏は、自身の経験を基に生と終を対照的に描き、生命の儚さと死の不可避性を表現する。
Naoto Fuchigami氏は、自身のバックグラウンドである量子物理学の視点から、半導体・化学物質など、コンセプトに従って選択された異素材を使用し作品を制作する。
Baku kiyokawa氏の作品は、アクリル板の「裏側」から彫り掻いて制作。鑑賞者が眼にする画面は反転したイメージとなり、その偶発性も同氏の作品の特徴のひとつである。
COLORSに出展するアーティスト
性別・年齢・国籍不明なアーティスト、makers space氏は、独学で自身のスタイルを求め続け、現在のピクセルスタイルを確立した。
Yoichiro Ando氏は、顔の一部を隠すことで、感覚から得られる情報源を断ち、自分が何者で何を目的に生きているのかを見つめ直すことを鑑賞者に示唆する。
Yuna Ogino氏は、花や人物といった作者にとって身近な生物を主なモチーフにし、半抽象画を描く。
Narcolepsy1999氏は、浮世絵の流れを汲む美人画に、アニメのデフォルメ表現・メイク・ファッションを取り込み今の美人画を描く。
すりガラス越しやカーテン越しの景色からイメージした絵画作品を手掛けるKisho Kakutani氏は、鑑賞者の視知覚を妨げるノイズを配置し、景色を想像させることで絵画世界に没入感を促すような作品を制作する。
これらの作品を通じて、アートを見つめる時間をじっくり堪能してみては。
Life With Art vol.2 〜MONOTONE/COLORS〜
会期:MONOTONE 11月15日(金)〜11月21日(木)/COLORS 11月22日(金)〜11月28日(木)
営業時間:11時〜19時
会場:G735 Gallery
所在地:東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル1F
公式サイト:https://life-with-art-vol2.lwart.co.jp
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000137049.html
(高野晃彰)