東京・荻窪で17年間にわたり愛され続けた寿司店「和田上」が新たな経営者のもとで「寿司 周辰」としてリニューアルオープン。
同店は、高齢の前経営者が引退し閉店を惜しまれていたが、若手経営者が店舗を引き継ぎ、再スタートを果たした。
高級寿司を1万台から楽しめる、カジュアルなコース設定が魅力の同店は要チェックだ。
荻窪の「和田上」が新たに「周辰」としてスタート
飲食店にとって後継者をいかに育てるかは、店舗を存続するための大きな課題。特に長い年月、味はもとより主人の人柄などで、人気を得ていた飲食店にとっては、なかなかに難しい問題といえるだろう。
東京杉並区荻窪にて、17年間にわたり地元で愛され続けた寿司店「和田上」も、その例外ではなかった。
前オーナーが、高齢を理由に引退。閉店を余儀なくされたことが、多くの馴染み客から惜しまれていた。そんな同店を若手経営者が引き継ぎ、新たに「寿司 周辰」として再スタートを果した。
コンセプトは高級寿司をリーズナブルに楽しめる
「寿司 周辰」は、高級寿司をリーズナブルに楽しめることをコンセプトに掲げる。豊洲市場直送の新鮮なネタや、マグロ専門卸業者・やま幸のマグロを使用。また、寿司に合わせるアルコールも、日本酒はもとより、世界で主流になりつつあるロゼワインにこだわる。
シャリには岐阜県産のハツシモ米を使用。同米は一粒一粒が大きく、パンチの効いた寿司酢で味付けすることで、ひときわ存在感のある銀シャリとなる。そのシャリに合わせるネタは大きく切りつけ、昔ながらのボリューム感を楽しめる。
同店はコースが基本の予約制だが、当日に席が空いていればアラカルトでの注文も可能な自由度の高い店舗となっている。
日本の寿司文化を広める海外展開にも挑戦
厳選した寿司ネタをセールスポイントとする「寿司 周辰」だが、そのスペシャリテは「ウニ、イクラと鮑の肝ソースを使用した痛風リゾット」だという。濃厚な鮑肝ソースを絡めたリゾットに、ウニとイクラをふんだんに乗せた一品だ。
また、新鮮な寿司ネタの中でも特におすすめが、マグロのわずか0.5%しか取れない希少部位・マグロの脳天。適度な脂のりと、とろけるような食感が一度味わうと虜になること間違いなしだ。
「寿司 周辰」の取り組みは、問題となっている飲食店の後継者不足の解消に一石を投じる試みとなった。さらに、同店は日本の寿司文化を世界に広めていくことを目指し、インバウンド客へも扉を開き、海外展開も視野に入れ営業を行うという。そんな「寿司 周辰」の今後のチャレンジにも注目したい。
寿司 周辰
所在地:東京都杉並区荻窪5-29-7 IVY-en 103
営業時間:12時~14時 ・17時~21時30分
座席数:カウンター12席
公式サイト:https://www.sushishutatsu.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000143233.html
(高野晃彰)