確かな価値を持つアートを探す際に、最初に足を運びたくなるスポットが誕生。
10月26日(土)、東京・広尾に新たなアートギャラリー「Amalgam Art Gallery(アマルガム・アート・ギャラリー)」がオープンした。11月10日(日)までの期間は、オープニング展として山口真人氏の展覧会「Another Side of “SELFY”」が開催中だ。
確かな価値を持つアートに出会える「Amalgam Art Gallery」
今回誕生した「Amalgam Art Gallery」は、未だアートを購入したことがない人に向けて「ファースト・バイ」の機会を提供することを目指すギャラリー。
ギャラリー名「Amalgam Art Gallery」は、水銀と他の金属を混ぜ合わせた合金を意味する英語「Amalgam」に由来。この名前には、水銀がさまざまな金属と融合できるように、ギャラリー自体もアートを日常生活に溶け込ませる存在でありたいという願いが込められている。
日本では依然として「アートは美術館で鑑賞するもの」という意識が強い。アートの価値を理解しながら所有できているのは、富裕層の中でもごく僅かだ。そこで同施設では資産性のある著名なアート作品をそろえることで、コレクターはもちろんのこと、これまでアートの購入に対して尻込みしていた人たちの背中を押す。
初の展覧会「Another Side of “SELFY”」が開催
同ギャラリー初の展覧会「Another Side of “SELFY”」は、山口真人氏が作品の根幹として掲げる「SELFY」がテーマになっている。
山口氏はこれまで、自己イメージやデジタルと現実の境界を追求することを意識して作品を描いてきた。しかし同展では、まったく異なる切り口から「SELFY」を再解釈した新作8点を展示する。
サンディングによるダメージペインティング、カモフラージュパターン、SNSのアイコンをモチーフにしたシリーズ、さらにはスキーズノイズなどの技法を取り入れた作品群に注目したい。
なお、今後も同ギャラリーでは展覧会を継続的に行う予定で、11月22日(金)から12月1日(日)までは「TAKI展」、1月31日(金)から2月23日(日)までは小川剛氏の展覧会を企画している。
アートに関心がある人は一度足を運んでほしい。
山口真人展「Another Side of “SELFY”」
会期:開催中〜11月10日(日)の木〜日曜
開廊時間:13時〜19時
会場:Amalgam Art Gallery
所在地:東京都港区元麻布2-2-10
ギャラリーサイト:https://amalgamgallery.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000142654.html
(IKKI)