山形で13代続くさくらんぼ農園「十三代沼尻商店」が、完熟佐藤錦をアップサイクルしたクラフトビール、「GOHOBI SATONISHIKI IPA(御褒美 佐藤錦 桜桃麦酒)」をリリースした。
新ジャンルの“Cocktail Sparking Beer”を謳う同ビールは、10月15日(火)より公式オンラインストアにて販売中だ。
廃棄されていたさくらんぼを魅惑のクラフトビールに
記録的な猛暑の影響により、山形のさくらんぼは近年稀にみる凶作だったという。また、元々さくらんぼはデリケートで、完熟後はすぐに腐ってしまうため、やむなく大量に廃棄されてしまうという大きな問題も抱えていた。
そんな状況を改善するひとつの方法が、完熟したさくらんぼをアップサイクルするクラフトビール「GOHOBI SATONISHIKI IPA」だ。
単なる果汁入りのクラフトビールを超えた贅沢な味わい
同ビールの製造は、個性豊かなクラフトビールを製造・販売しているマイクロブルワリー「米沢ジャックスブルワリー」に依頼。
同ビールの製造では、樹上で完熟した最高級のさくらんぼ「佐藤錦」を特殊冷凍し、独自開発の褐変防止製法(特許出願予定)によるピューレを贅沢に使用。また、果肉だけでなく軸も種も使用し、完全手造り製法によって、完熟佐藤錦の旨さを封じ込めた麦汁を完成させている。
具体的には、600Lのビール発酵タンクに対し、50kgの完熟佐藤錦と5kgの完熟佐藤錦ピューレを使用。単なる果汁入りのクラフトビールではなく、これまでにない贅沢な味わいに仕立てている。
飲食店オーナーに向けた試飲会では、「サクランボの香りづけがあって、かなり飲みやすい。スパークリングっぽいからカクテルビールっぽく売った方がいいかなと。女性向けに幅広く売り出せば」「シャンパングラスみたいなものに注いで出せれば、1杯2,000円でも売れると思う」といった意見が寄せられている。
彼女と一緒にシャンパングラスを傾け、爽やかな喉ごしや佐藤錦の新しい魅力を楽しみながら、地球環境に想いを馳せてみるのも悪くないだろう。
GOHOBI SATONISHIKI IPA
価格:1,650円(税込)
内容量:330ml瓶
アルコール度数:5.5度
「十三代沼尻商店」公式オンラインストア:https://www.numajiri.net/category/item/sake/beer/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000143801.html
(zlatan)