現代アートの島・香川県直島でアートな旅館に泊まる!「直島旅館 ろ霞」で開催中の企画展「夜が鳴く」

香川県、直島初の本格旅館「直島旅館 ろ霞(ろか)」は、若手アーティストが描き下ろした作品を客室に展示・販売する「FEATURED アーティスト プログラム」を行なっている。

その第6弾として、ポップで立体的な絵画を描く松岡柚歩氏による企画展「夜が鳴く The night calls」を、2025年4月21日(月)まで開催中だ。

瀬戸内の自然やアートを感じる「直島旅館 ろ霞」

「直島旅館 ろ霞」は、「里山の風景に触れ、現代アートを堪能する旅館」として、2022年4月にオープンした直島初の本格旅館だ。旅館の名前は、囲炉裏の火を意味する「炉火」と朝霧や靄(もや)を連想させる「霞」に由来する。

全11室の客室は全てスイート仕様となっており、現代的な和の設えを表現した、木、土、石など瀬戸内海周辺の自然素材を使用している。

館内には、国際的に活躍する名和晃平氏の彫刻と写真のほか、若手現代アーティストの作品を常設し、日本の現代アーティストの発信源としての役割も担っている。

訪れるたびに体験できる、新しいアートの世界

同館では、館内に展示されるアート作品を定期的に刷新することで、訪れるたびに新しい宿泊体験とアート体験が感じられるよう、「FEATURED アーティスト プログラム」を企画している。

同館では、アートプロデューサーで京都芸術大学教授の後藤繁雄氏のキュレーションによる「ROKA ART PROJECT」を推進してきた。

アートの鑑賞だけでなく購入も可能な企画展

館内には、名和晃平氏の彫刻と写真、若手ペインターの中で注目を集める品川亮氏、山本捷平氏、山田康平氏、横田大輔氏らのコレクションが常設されている。また、宿泊棟の各客室には「FEATURED ARTIST」の作品が展示され、これらは鑑賞だけでなく購入も可能だ。

全11室に展示されるアート作品は半年に一回を目処に刷新を行い、2024年度前期は藤本純輝氏の絵画、陶芸の知花清人氏による「花と器」をテーマにしたコラボレーション展示を開催し、好評を博している。

「夜が鳴く」と題した全12点の作品を公開

今回、第6弾としてフィーチャーする松岡柚歩(まつおかゆずほ)氏は、京都芸術大学大学院修士課程 芸術研究科美術工芸領域油画専攻を修了。

正方形のキャンバスにアクリル絵具で格子柄を描き、その上から抽象的な形状をした色面を部分的に盛り付けることで、人の視覚の働きにアプローチ。鑑賞者と絵画の関係性について、再考させる作風が特徴だ。

同企画展では、ポップで立体的な絵画に宿る、視覚的な喜びと楽しみを表現した全12点の作品を客室に展示する。

「揺らぐ地平線や緑の香りなど、穏やかな時間が流れる自然豊かな直島の四季の変化とともに、ぜひ色々な角度や距離からじっくりと楽しんでください」

そう、松岡氏がコメントしているように、直島でのアート体験をのんびりと楽しみたい。

夜が鳴く The night calls
会期:開催中〜2025年4月21日(月)午前11時まで
会場:直島旅館 ろ霞
所在地:香川県香川郡直島町1234
公式サイト:https://roka.voyage

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000084440.html

(田原昌)