約半世紀ぶりに「商業捕鯨」で漁獲されたナガスクジラ。高品質な赤身と希少な霜降りに注目

豊洲市場に入荷する旬のフルーツや水産品が届くECサイト「豊洲市場ドットコム」に、高品質の国産ナガスクジラを提供する特別企画が登場。筋が少なくうまみの強い「赤身」と、1頭から0.4%程度しか取れない希少部位「脂須の子」のセットが取り寄せ可能だ。

近年はあまり流通することのなかった極上の味わいを持つナガスクジラを、この機会に味わってみては。

約半世紀ぶりの希少なナガスクジラ

鯨肉食は戦後の食糧不足を補うとして、GHQ管理下のもと積極化され、1960年には国民1人当たりの食肉供給量で牛、鳥、豚を上回っていた。その中でもナガスクジラは、当時を知る人からも、「特別においしかった」と評価されている。

そんなナガスクジラは2024年7月、約半世紀ぶりに捕鯨枠が発給され、現在4頭の捕鯨に成功。そこで今回、希少な国産ナガスクジラを提供するための特別企画が発足し、世界で唯一、母船式捕鯨を行う共同船舶社、豊洲市場のなかでも鯨の扱いに長ける仲卸東研の協力のもと、高品質の国産ナガスクジラを提供する。

クセがなく上品な味わいが魅力

今年加わったナガスクジラを含め、商業捕鯨の対象は4鯨種。中でも体長20〜30mと最大級のナガスクジラは上質な脂がのり、最上の肉質とされている。クセがなく上品、かつ、きめ細かくうまみに富んだ味わいが魅力のナガスクジラは、ここ約50年間は商業捕鯨の対象外だったこともあり、希少さも相まって「幻」とも称されていた。ごくまれにアイスランド産のナガスクジラが出回ると、尾の身は松阪牛にも匹敵するほどの高値で取引される。

鯨肉を日本の食卓へ届けるために新造された「関鯨丸」

73年ぶりに新造した捕鯨船「関鯨丸(かんげいまる)」の船内には、高品質かつおいしい鯨肉を食卓へ届けるべく、随所に工夫がなされている。

水揚げ直後に解体した鯨は、関鯨丸の最新鋭の設備により適切な温度で管理。さらに出荷前に豊洲市場のプロの手により時間をかけて解凍。船上で解体まで行う母船式を採用するのは日本のみのため、過去例にない高鮮度、高品質を実現しているという。

過去例にないほどクオリティの高いナガスクジラを味わえる機会は、そうそうない。在庫にも限りがあるため、クジラ好きの人もそうでない人も、早めにチェックしておきたい。

国産ナガスクジラ
価格:10,800円(税込)
商品ページ:https://www.tsukijiichiba.com/user/collection/1028#ATTRIBUTE_item_section

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000350.000006293.html

(kyoko.)