創業1803年の京菓子老舗「鶴屋吉信(つるやよしのぶ)」は、9月17日(火)の中秋の名月(十五夜)にさきがけて、お月見にちなむ和菓子を店頭で販売している。
満月やうさぎの意匠が楽しい和菓子は、大切な人とお月見を楽しむ時にも、手土産としても最適だろう。
9月17日(火)までの販売となっている商品もあるので、購入するなら早めがオススメだ。
十五夜と十三夜をあわせて月を愛でる
今年の「中秋の名月」は9月17日だ。
「中秋の名月」とは、旧暦の8月15日にあたる「十五夜」の月のこと。平安時代、中国から日本へ伝わった観月の宴が「十五夜」の発祥といわれている。
この時期は里芋の収穫がさかんなことから「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれ、月を愛でるとともに秋の収穫に感謝するものとして、京都はもちろん全国で観月の行事が催される。
同じく平安時代に京都で発祥した日本独自の風習が、十五夜の一ヶ月後、旧暦の9月13日の「十三夜」だ。十五夜と十三夜をあわせて「二夜(ふたよ)の月」とも呼び、どちらも愛でるのが縁起のよいことだと言われている。
限定和菓子で風情あるお月見を楽しむ
「鶴屋吉信」ではお月見にちなむ、団子・生菓子・干菓子などを店頭にて販売している。
9月10日(火)から9月17日(火)まで販売するのは、「名月 うさぎ餅」だ。
うさぎをかたどり、なめらかな紅あんをやわらかな求肥でくるんだ、食べやすいサイズの餅で、ちょっとしたお茶の時間にも手頃な4個入となっている。
「お月見」は、季節の干菓子を小箱に詰め合わせた、お月見の期間限定商品。
落雁の「うさぎ」はぷっくりと愛らしく、枝豆をかたどった「名月」は、豆の粉を用いた香ばしい味わい。ほのかに透き通るコハクの「桔梗」、キザトの満月などを、秋の月夜の情景になぞらえて詰め合わせ、お月見の情景を描いたカードを添えた一箱だ。
枝豆は秋の豊かな収穫と、月夜に照らされるなだらかな山々をも表現している。
同商品の販売期間は、9月17日(火)まで。
「生菓子 月兎」はお月見にちなみ、満月のようにふっくらと丸い薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)に焼印を入れ、白うさぎのすがたを表したもの。
上質なつくね芋を用いた自慢の薯蕷に、こしあんを包んでいる。
販売期間は9月30日(月)までとなる。
十五夜は、秋の豊かな実りに感謝する日でもある。
中秋の名月は「芋名月」とも呼ばれ、同店ではこの里芋のすがたになぞらえた楕円形の団子に、こしあんをかぶせた京都ならではの「月見だんご」を、十五夜の9月17日(火)と前日の2日間のみ販売する。
秋の夜長は、美味しい和菓子とともに過ごしてみては。
鶴屋吉信
公式サイト「お月見」特集ページ:https://www.tsuruyayoshinobu.jp/special/ds/moon
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000045479.html
(田原昌)
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