1日1組限定!国の登録有形文化財候補に選出中の古民家をリノベーションした「HOTEL菊嶋邸」

都内や大阪で、燻製専門のダイニングレストラン10店舗を運営するSPAN社が、新しく宿泊事業をスタートした。

オープンしたのは山梨県の日本の里100選の八幡地区、築150年1,200坪の敷地に建つ国の登録有形文化財候補に選出中の古民家を改修して作った「HOTEL菊嶋邸」だ。

1日1組限定の完全プライベート空間で、非日常の休日を過ごそう。

きっかけは、コロナ禍での非接触型レストランの人気

SPAN社の燻製専門ダイニングレストランは空間演出も大切にし、店舗ごとにコンセプトを据えて展開。料理はもちろん、サービスや空間デザイン、音響もこだわる。

特に都心に住む人々が求めるものが「極上のオフ体験」へと変わっていくなか、「数時間の食事」というレストランが提供できるサービスを超えて、より深く心に残る空間を提供したいと考えた。

そこで、誰もがなつかしさを感じる“里山”と“古民家”をテーマに、食事と空間づくりに徹した宿泊施設のオープンに至った。

築150年以上の由緒ある古民家

同ホテルは、日本の里100選の山梨県八幡地区で築150年以上の由緒ある古民家ホテル。1日1組限定の一棟貸しのため、他のゲストを気にすることなく自然に囲まれた空間でのプライベートステイが楽しめる。

1200坪の広大な土地には、2階建ての母屋のほかに蔵なども点在する。できる限り趣を残しながら、心地よい空間を演出できるリノベーションを施した。随所に明治時代から受け継がれた歴史と古き良き日本文化が感じられる。

母屋 希少な建材や家具をそのままに

菊嶋邸は、国の登録有形文化財にも選出されている由緒ある屋敷。現代では再現不可能とも言われる貴重な建材や家具を生かしたことで、エイジング加工では再現できない150年の年月を経た趣が残る。

展示物としてではなく実際に使うことができる「本物」でのおもてなしは、明治時代にタイムスリップをしたようなノスタルジックな体験となるだろう。

料理のこだわりは「ローカルガストロノミー」

ダイニングレストラン事業が母体のため、料理にもこだわりがある。テーマは「ローカルガストロノミー」だ。

ローカルガストロノミーとは地域の風土・文化・歴史を表現した料理で、ガストロノミーは「美食学」という意味。「美味しいもの・高級なもの・贅沢なものばかりを食べること」とは少し違い、料理から感じられる風土や文化、歴史やシェフにいたるまで、全てにおいて食の追求することを指している。

燻製専門ダイニングのオーナーシェフが、自然豊かな山梨県ならではの食材を使用した繊細で美しい料理を提供する。

杉山幸弘オーナーシェフ

杉山幸弘オーナーシェフ

明治時代の蔵風呂や全方位死角の庭

蔵を改装した風呂とサウナスペースは、最もこだわった空間だ。山梨のやわらかい水質の水風呂や明治時代の建物に囲まれて、ととのう体験が楽しめる。

また中庭は、全方位から死角となっていて、開放的な空間で日光浴を楽しんだり自然豊かな空気を感じながら時間を過ごせる。

菊嶋邸本来の良さを全面に出したホテルを、定宿として楽しみたい。

HOTEL 菊嶋邸
所在地:山梨県山梨市市川926
公式サイト:https://span-co.jp/hotel/kikushimatei/index.php

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000144081.html

(MOCA.O)