大阪の業務用家具を製造・販売するキノシタ社は、同社発祥の地でもある「歴史の里、出雲」からインスパイアを受けて、木造建築の歴史を思い起こさせる新ブランド「IZUMO」を10月に発表予定。
同ブランドの製品は9月にビッグサイトで開催されるインテリア国際見本市にて初展示されるため、いち早くチェックしたい。
木造建築の歴史を思い起こさせる「IZUMO」
木造建築の歴史を思い起こさせる新ブランドとして、新たに誕生した同社のブランド「IZUMO」。長く深い歴史を持つ島根・出雲は、日本文化の中心地であり、木造建築の原点のひとつとされている。世界中から参拝客が訪れる出雲大社のある出雲は、同社の発祥の地でもある。
同ブランドでは、椅子を中心に親しまれるブランドとしてオリジナル商品を製造し、世界市場に売り出していく予定だ。まずは日本オリジナル家具ブランドが今後の国際化マーケットに必要と考えた上で、オリジナルプロダクトとオリジナルデザインを重要視している。
今回、日本が培ってきた木の文化を世界に向けて発信するため、国際的に活躍するデザイナーである喜多俊之氏がデザインした木製の椅子とオリジナルテーブルを中心に、新作を発表する。
チェア
人類が誕生してから数千年の間に、世界には数多くの椅子が存在してきた。生活の道具としての機能を持つものから始まり、人々は長い年月をかけて椅子と共に育まれてきたと言っても過言ではない。
木が豊富に生い茂る日本ではこれまでに、豊富な木材を使い、神社仏閣をはじめとする調度品などがつくられてきた。日本らしい椅子を追求する中で、大山の歴史ある木造建築の特性を生かした独特の構造美に着想を得ている。
テーブル
日本特有の風合いを持ち、古くから神社仏閣や多くの建築物に使用されてきた針葉樹は、木の文化を今日に伝えるだけでなく、未来に向けてさらなる発展が期待されている。同テーブルの天板は、自然な木目を生かし、木材の内部まで色が浸透することで、木の素材感が残る新しい素材から生まれたオリジナルプロダクト。
天板のカラーリングは、空間の印象を一変させるオリジナリティを発揮し、木目を生かした色合いでインテリアの幅を広げるだろう。
スツール
竹集成材に曲げ加工を施した3本脚と組み合わせて作られた同スツールは、軽量かつコンパクトであり、スタッキングも可能だ。素材の特性を引き出しながら、シンプルな構造で成り立つ端正なデザインは、現代の生活空間にも自然に調和し、快適な座り心地を提供する。
10月の発表よりも早く同ブランドのプロダクトを確かめたい場合は、9月の展示会に足を運んでみては。
公式サイト:https://www.kk-kinoshita.co.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000096343.html
(kyoko.)