来たる9月15日(日)、長崎県平戸に5室だけの小さなホテル「Kikka Hirado(キッカ ヒラド)」が開業する。
同ホテルの客室はすべてスイートルームで、雄大な海景を望むダイニングレストランやサウナ、ギャラリーラウンジなども備える。公式サイトでは現在、2連泊以上で宿泊料が30%オフとなる開業記念プランを実施中だ。
多様な価値観が交差するスモールラグジュアリー
長崎の北西部に位置する城下町・平戸は、大陸と島国の文化がいち早く出会う場所として、数奇な運命を辿ってきたという。
そして、日本の伝統的な寺院や茶室のすぐそばに、オランダの商館や洋菓子店、カトリックの教会が建ち並ぶという珍しい景観が、その歴史を今に伝えている。
また、鯨やアゴ(飛魚)が自由に泳ぐ大海原をはじめ、世界遺産にも選ばれた棚田やカクレキリシタンの里など、美しくも大らかな風土を特徴とする。
そんな平戸を生涯にわたって愛し、文化の礎を築いた人物が、平戸藩の10代目藩主・松浦熈(まつら ひろむ)公。同ホテルは、松浦熈公が作庭にかかわった「梅ヶ谷津偕楽園」のとなりに生まれた、スモールラグジュアリーホテルとなる。
海景との一体感がたまらない客室とサウナ
九州本土と平戸島を結ぶ「平戸大橋」からクルマで約6分。同ホテルの客室からは、かつての藩主が見ていた海景を、額縁のように切り取った窓から独占することができる。
また、宿泊ゲスト専用のサウナにも大きな窓が設置され、屋外に設置された水風呂とウッドデッキでは海景とのさらなる一体感を楽しめる。
その他、美しい環境に配慮した取り組みも象徴的で、無農薬で育てられたネロリを使ったアメニティを厳選し、リサイクルウォーターボトルなども採用している。
過去や未来に想いを馳せる時間を
ダイニングレストランでは、平戸が異国文化を受け入れてきたように、東西・新旧が交わることをコンセプトとした料理が提供される。
同レストランでは地元産の食材だけでなく、伝統的な圧搾法で作られる油や塩といった調味料、風土を生かして作られる日本酒や焼酎、長崎の波佐見焼や三川内焼などにも注目だ。
ホテル内には、宿泊ゲスト以外も立ち寄れるギャラリーラウンジも設置。たまには日常の喧騒から離れ、過去や未来に想いを馳せる時間を過ごしてみるのも悪くないだろう。
Kikka Hirado
オープン日:9月15日(日)
開業記念プランの宿泊期間:9月15日(日)~12月31日(火)チェックインまで
所在地:長崎県平戸市明の川内町字梅屋敷323-2
アクセス:西九州自動車道「山代久原IC」より約41分
公式サイト:https://kikka-hirado.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000147374.html
(zlatan)