新常識・新発見の連続。日本の歴史をもっとドラマチックにする宮崎正弘氏の著作が刊行

過大評価されすぎた人物、歴史の闇に埋もれた功績大の人物、時代によって評価が180度変わる歴史上の人物の謎。

その真実を掘り下げた宮崎正弘氏著『禁断の国史──英雄100人で綴る教科書が隠した日本通史』がハート出版から、8月2日(金)に刊行した。歴史教科書では分からない新常識&新発見を交え、日本の歴史をドラマチックに変える書籍だ。

従来の通説・俗説を排しつつ日本通史を試みる

『禁断の国史──英雄100人で綴る教科書が隠した日本通史』が試みるのは、「歴史をホントに動かした」英傑たち、「旧制度を変革し、国益を重んじた」愛国的な政治家、「日本史に大きな影響力をもった」人たちと「独自の日本文化を高めた」アーティストらの再評価だ。

ただ単に歴史的事件の時系列を基軸にするのではなく、何を考えて何を為したのか、人物を中軸に据えながら通史を眺め直した一冊となっている。

従来の通説・俗説を排しつつ神話時代からの日本通史を試み、日本を大きく変えた4人の外国人である鑑真・ザビエル・アダムス・ペリーの存在にも注目。

「百人」と副題に便宜的に冠してはいるが、実際には108項、登場は114人となる。
原則見開き2ページの編成だが、なかには4ページを要する人物も。また、1項目で2人を論じる場合も含むという。

歴史の裏側で活躍した英雄たちがいま蘇る

著者の宮崎正弘氏は1946年金沢市生まれ、早稲田大学中退。「日本学生新聞」編集長、雑誌『浪曼』企画室長を経て、貿易会社を経営、世界を回る。

1977年に『もうひとつの資源戦争』で論壇へ。以後、旺盛な好奇心とともに世界各地の戦争・紛争・選挙・事件現場など取材。中国全33省も踏破した。

そんな宮崎氏が同書の中で、壬申の乱は「皇位簒奪戦争」ではない・道長と紫式部の本当の関係・南北朝本当はどちらが正統・応仁の乱を引き起こした真の黒幕・光秀が信長を暗殺した真の理由・秀吉の朝鮮出兵がもたらした結果とは・島原の乱は単なる宗教戦争ではなかった・坂本龍馬はただの武器商人……など、目にしただけでも気になるテーマを並べながら、著名な歴史事実の裏の部分を取り上げる。

そして、あまり広く知られていないが興味深い歴史的事実を再評価し綴った内容が、各地に遺る「神武東征」の痕跡・20年間の隠棲から凱旋した兄弟天皇・藤原不比等の本当の父とは・女帝と道鏡のロマンスは後世のフェイク・「学問の神様」が成した最大の功績とは・信長の退位勧告を退けた硬骨の天皇がいた・江戸300年間忘れられていた信長、秀吉……などといったテーマで分かりやすくまとめている。

神話の神々から幕末の志士まで、歴史の裏側で活躍した英雄たちの物語が、宮崎氏によりいま明かされる。

禁断の国史──英雄100人で綴る教科書が隠した日本通史
著者:宮崎正弘
仕様:四六並製・256ページ
発売:8月2日(金)
価格:1,500円(税別)
発行:ハート出版
公式サイト:https://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0181-4.html

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000136.000049367.html

(高野晃彰)