今年の4月から6月まで、イタリア・ミラノの「TENOHA MILANO」で一旗社がプロデュースしたイベント「動き出す浮世絵展 MILANO」(イタリア語名称「UKIYOE IMMERSIVE ART EXHIBITION MILANO i mondi fluttuanti del Giappone」)が開催された。
「動き出す浮世絵展 MILANO 実行委員会」が、その公式記録映像をYouTubeにて公開。世界中の人々の注目を集めている。
アートの世界に没入する「動き出す浮世絵展」
「動き出す浮世絵展」は、葛飾北斎、歌川国芳、歌川広重、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川国貞などの世界的な浮世絵師の作品300点以上を、3DCGアニメーションやプロジェクションマッピングを用いてデジタルアート作品として展示したイベント。立体映像空間で浮世絵の世界に没入できる、唯一無二の体験型デジタルアートイベントだ。
2023年夏に名古屋で初開催された「空間体感!動き出す浮世絵 NAGOYA」では、約8万人が来場。「動き出す浮世絵展 MILANO」は初の海外でのイベントであり、会期中には「ミラノデザインウィーク2024」も同時開催された。
9月1日(日)までは、「動き出す浮世絵展 KAGOSHIMA」が鹿児島県歴史・美術センター黎明館にて開催中だ。鹿児島を訪れる機会があれば足を運んでほしい。
公式記録映像がYouTubeで公開
一旗社の公式YouTubeチャンネルからは、「動き出す浮世絵展 MILANO」の公式記録映像が公開されている。各作品には「藍」「眺」「麗」「雅」「錦」「朧」「達磨」などのテーマが設けられているため、気になったものからチェックすると良いだろう。
例えば二幕目のテーマにあたる「眺」は、浮世絵師が見た風景とその遥かなる旅路を追う映像作品。
イベントに参加していない人でもこの映像さえ観れば、名所絵を極めた風景画の達人・歌川広重や、「富嶽三十六景」シリーズを描いた天才絵師・葛飾北斎による日本の風景に没入できるはず。
浮世絵師たちが抱いた旅への憧れを、動画作品を通じて感じてほしい。
「動き出す浮世絵展 MILANO」公式記録映像一覧ページ:https://youtube.com/playlist?list=PLRAFPqjzITIRM2bMqfXTgA0Hor0yRf-pp&si=AkW–piPxwlwpYn2
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000232.000046440.html 他
(IKKI)