サンアップル醸造ジャパン社は今年、蒸溜所設立から晴れて4年目を迎えた。
そんな同社が8月1日(木)に、新たな国産クラフトアップルブランデー「LOVEVADOS アップルブランデー EARLY BIRD 2024」と「LOVEVADOS BRUCE 黄昏」を一部酒販店や公式ECサイト、蒸溜所内の直営店から発売する。
青森りんごを活った「LOVEVADOS アップルブランデー」
サンアップル醸造ジャパン社が運営するモホドリ蒸溜研究所は、そもそも農業活動に力を入れていた施設。ブランデー製造を始めた今も、りんごや大豆、小麦、大麦などを自分たちの手で栽培している。
同施設は30年余りの構想を経て、高齢化や担い手不足が深刻なりんご産業の未来を支えるため、2021年3月に青森県産りんごを使ったアップルブランデーの製造に着手。昨年晴れて、樽で熟成した「LOVEVADOS アップルブランデー」を数量限定で発売し、大きな反響を呼んだ。そして今年の夏、待望の2024年ヴィンテージをリリースする。
フレッシュな味わいが魅力の「EARLY BIRD 2024」
「EARLY BIRD 2024」は、16カ月という樽熟成期間を経て生まれたアップルブランデー。フレッシュで華やかなりんごと新樽の香りをバランス良く楽しめるよう、あえてブランデーとしては比較的短い期間でいっきに熟成させた逸品だ。
使用するりんごは、自社農園で育てた26品種を使用。果皮や種部分まで生のまま発酵させることで、フレッシュな風味を強調した。また、りんごだけでなく、白神山地から採取した野生酵母や青森の名峰・岩木山の伏流水を使用するなど、原料は“青森の恵み”にこだわっている。
樽はフランスの樽メーカーから取り寄せたフレンチオーク樽やアカシア樽を使用。7種類の異なる樽で熟成した原酒をブレンドし、樽由来の甘い香りと華やかさを付与した。
飲み方は、香りの変化を楽しめるロックやブランデー本来の味わいが引き立つハイボールがおすすめ。料理なら魚介系より肉系のほうがよく合うそう。
ビタースイートな「BRUCE 黄昏」
もう一方の「BRUCE 黄昏」は、ブランデーとりんご果汁を併せて樽熟成した珍しいタイプのアップルブランデー。
りんごの品種は、「EARLY BIRD 2023」と同じく26品種を使用。フレンチオークとアカシアの新樽で熟成したアップルブランデーに、ステンレス樽で熟成したホワイトアップルブランデーをブレンドしてベースのアップルブランデーをつくり出している。
りんご果汁には、ポリフェノールが豊富で酸味が強い「御所川原」と「レッドキュー」を使用した。これらのアップルブランデーとりんご果汁を、山ぶどうワインの古樽に入れて6カ月間熟成。ぶどうの渋みを風味づけしている。
飲み方は、冷蔵庫でグンと冷やしてからストレートやロックで味わうのがおすすめ。食べ物ならナッツや熟成チーズと好相性だ。
青森の自然とりんごの魅力を最大限に引き出したモホドリ蒸溜研究所のアップルブランデー。気になった人は一度チェックしてほしい。
モホドリ蒸溜研究所オンラインショップ:https://www.mohodori.shop/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000143042.html
(IKKI)
※価格は全て税込