青森の老舗温泉宿「南部屋・海扇閣」に陸奥湾を一望できる温泉露天風呂付きスイートルームが誕生

青森県の浅虫を満喫できる温泉宿「南部屋・海扇閣(なんぶや・かいせんかく)」。

同宿が今年4月にリニューアルし、陸奥湾を望める温泉露天風呂付きの「むつ湾スイートルーム」と、バリアフリーな環境を整えた「ユニバーサルデザインルーム」を新設した。長い歴史を持つ浅虫の温泉にゆったり浸かりながら、癒しのひとときを過ごしてほしい。

「南部屋・海扇閣」で浅虫温泉を満喫

青森の浅虫といえば、全国的に有名な温泉観光地。

平安時代に慈覚大師がこの地で温泉を発見し、当時は布を織る麻を蒸すために温泉を利用していた。それから時が過ぎ1190年、円光大師が偶然、ここで傷ついた鹿が湯浴みするのを見た。彼が村人にもそのことを伝えて以来、多くの人が入浴のためにこの場所を訪れるようになったそう。

かつては麻を蒸していたことから、この温泉には「麻蒸(あさむし)」——転じて「浅虫(あさむし)」という名が付いたという。

浅虫温泉の泉質は単純泉、平均泉温は63度で無色透明。神経痛やリュウマチへの効能があり、源泉地には湯殿大権現が奉られている。

そんな浅虫温泉の中心に位置するのが、昭和25年からの歴史を持つ宿「南部屋・海扇閣」だ。9階建てのホテルの最上階には展望浴場「ゆのしま」と「うみ」があり、美しい眺望と温泉の両方を楽しめる。

春のリニューアルで2客室を新設

この春、そんな同宿がリニューアルして2つの客室を新設した。それぞれ紹介したい。

むつ湾スイートルーム

まずは、広々とした特別貴賓室「むつ湾スイートルーム」。この部屋は海を一望できるテラスに、2人でも入浴可能な温泉露天風呂を設置。掛け流しの温泉を満喫できる。

客室は、上質なソファセットのあるリビングスペース、シモンズベッドを備えた睡眠スペースと、津軽旧家の欄間を移築した14畳の和室による構成。

エキストラベッドも備えているので、最大6名まで宿泊できる。パートナーとはもちろんのこと、友人との旅行にもうってつけだ。

ユニバーサルデザインルーム

また、より多くの人が温泉を楽しめるよう、段差のないバリアフリー客室も新設した。車椅子でもスムーズに入れるよう、入口は広く緩やかな傾斜を持たせた設計に。安全性を配慮して、ユニットバスには手すりを設置した上で、しっかりとした面積を確保している。

生まれ変わった南部屋・海扇閣で、充実した温浴体験を楽しみたい。

南部屋・海扇閣
所在地:青森県青森市浅虫蛍谷31
公式サイト:https://www.kaisenkaku.com

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000146204.html

(IKKI)