今は暑い季節だが、この秋冬に活躍してくれそうなポータブル薪ストーブが登場したので紹介したい。
それが、薪ストーブブランド「FIREGRAPHIX(ファイヤーグラフィックス)」による、新型チタン製ポータブル薪ストーブ「BLISS-Ti(ブリスティーアイ)」だ。
航空宇宙部品で使われるチタン素材を採用し、軽量性と耐久性を両立。予約販売がスタートした。
軽量なチタンで作る、さまざまな工夫と技術
「BLISS-Ti」は、同ブランドが5年に渡る薪ストーブ開発とフィールドテストで蓄積した技術を元に、チタンという最高の素材で作り上げる「究極のポータブル薪ストーブ」と言える一台だ。
二重の空気層を設けて蓄熱性を高める
ストーブを軽くするには材料自体を薄くする必要があるため、蓄熱は望めない。それでも蓄熱性を高めようとしたとき、「空気断熱」にたどり着いた。
扉面以外のすべての面に、二重の空気層を設けることで内部の空気が温まり、より高い蓄熱性が得られた。
また、ストーブの気密性を高めるために、職人の手でフル溶接で組み立てている。
超高温給気プラス3次燃焼による高燃焼効率
同製品では、ストーブ正面からの吸気が底面ダクトから背面ダクトに回り込み、約250度に温まった空気にスムーズに引火。この背面を通る空気はさらに天面ダクトを通過し、超高温の2次燃焼エアー兼エアーカーテンとしてガラス面に吹き付け、煤が付きにくい状態にすると同時に、未燃焼ガスにぶつかる。
さらに煙突出口手前で3次燃焼用エアーにぶつかり、ほぼ完全燃焼したクリーンな排気が放出される。これで、少ない空気で効率よく薪を燃やす、高燃焼効率を実現した。
チタンだから耐久性が高く、超軽量&大容量
同製品は材料にチタンを使用することにより、軽さと強さを兼ね備えている。
チタンは航空宇宙部品など過酷な状況で使用され、熱・歪み・腐食にとても強い素材として知られている。そのため、油脂分が多く燃焼温度が1,000度にもなる針葉樹などを気にせず燃やすことが可能だ。
また、チタンは比重が鉄・ステンレスの約60%のため、同じサイズでも40%も軽い。同製品は大容量でありながら、重量はわずか11kgだ。
美しいオーロラの炎から大迫力の神々しい炎まで
「BLISS」シリーズの代名詞と言えば、オーロラの炎。同製品では、そのオーロラの炎をさらに長く体験できる。
空気調整がより細かくでき、ゆっくり揺らめく炎から激しく燃える神々しい炎まで、好みで楽しめる。
あらゆる空間に調和するミニマムなデザイン
「FIREGRAPHIX」の薪ストーブは、さまざまなフィールドに調和し、炎の美しさを最大限に活かせるよう、シンプルでミニマムなデザインが特徴だ。
同製品もそれらを踏襲しつつ、チタン素材が持つシャープさを引き出すために直線的なデザインを採用した。
ほかにも、専用ストーブスタンド2モデルをオプションとして販売する。
アウトドアにも連れ出すことができる、軽量な薪ストーブで特別な時間を過ごしたい。
BLISS-Ti
寸法:W430mm x H372mm x D328mm ※ハンドル、レバー含まず
重量:11kg
薪長:40cm
煙突:Φ106
先行予約期間:7月31日(水)まで
発送:9月15日(日)から順次発送
価格:330,000円(税込)
製品サイト:https://fire-graphix.com/article/pc-bliss-ti/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000070394.html
(田原昌)