京都市内でクラフトビールを製造する「京都醸造」は、アメリカ・カナダ・ウェールズと国籍が異なる3人の外国人が、京都市南区の地で創業したクラフトビール醸造所だ。
同醸造所は、北米の著名な醸造所で長らく製造に携わった経験を有するジェームズ・フォックス氏が、6月をもって醸造責任者に就任したことを発表した。
京都はもとより全国のビールファンに支持される醸造所
「京都醸造」は、長い歴史を持つ伝統的なベルギービールと、アメリカのモダンなホップをかけ合わせたビールを主力に、一貫して無濾過非殺菌による製法にこだわり、独自のビール造りに取り組む。酵母由来の果実味を伴うような深い味わいや鮮度を感じさせる飲み口のビールを、京都のみならず全国のビールファンへ提供している。
創業以来ビール製造に携わっていた醸造責任者兼社長の一人クリス・へインジ氏の退社を受け、同醸造所では、これまでの品質第一主義を継承しながら、最新の技術や素材を駆使したよりよいビール造りに取り組める人物を探していた。
そして今回、新醸造責任者にジェームズ・フォックス氏が就任。同氏は、本場アメリカのクラフトビールのムーブメントの中心にあった、「Stone Brewery」や「Ballast Point」といった著名な醸造所にてビール製造に携わり、製造から品質管理に至るまで世界トップレベルの技術と経験を持つ人物だ。
同氏が持ちうる全ての力を京都醸造のビール造りに注ぎ込むことで、同醸造所しかできないビール造りを突き詰めていくという。
特別限定醸造ビール「あらためまして」を近日発売
京都醸造の共同経営者兼最高商務責任者のベンジャミン・ファルク氏は、フォックス氏の醸造責任者就任に対しこう語る。
「私たちはこの業界に、最高水準のビールを提供し続ける必要があると考えており、フォックス氏の加入は京都醸造だけでなく、業界全体がよりよい方向へ進むきっかけになると信じています。
国内のビール愛好家や、まだクラフトビールを手にしたことのない人まで、心の底から美味しいと思えるビールに出会える機会を京都醸造は創出していきたい。まず、その第一弾としてフォックス氏就任後の特別限定醸造ビール・あらためましてを、近日中に発売できるように準備を進めています」
また、フォックス氏は就任にあたり「ビール造りはもちろんですが、手を動かしてモノを作るのが好きな私は、どんな小さなモノでも精巧に作る日本のものづくり文化に憧れをもっていました。職人の街・京都に刺激され、感化されながらビール造りをさせてもらえる機会に恵まれたことは、これ以上ないほど嬉しく光栄に思います」とコメントした。
北米の著名な醸造所で長らくクラフトビールの製造に携わった経験をもつフォックス氏。これからの京都醸造がどんなビールを造っていくのか、ワクワクが止まらない。
京都醸造
所在地:京都府京都市南区西九条高畠町25-1
公式サイト:https://kyotobrewing.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000144808.html
(高野晃彰)