1555年に京都で創業。500年近くも長きにわたり、京友禅をはじめとした染織品・ファッション・ギフトにいたるまで多様なプロダクトに取り組み、日本の美を創造してきた千總。
同社はこの度、日本の手仕事と人の縁への想いを込めて制作した線香花火を発売。この花火が体験できるイベントを、7月14日(日)~7月16日(火)の期間に祇園祭に合わせて開催する。
伝統の美を表現する手仕事への想いを込めた線香花火
京都・烏丸三条で創業して以来、時代ごとの美を映しとり、技の粋を集めて多様な染織品を生み出している京友禅の老舗・千總(ちそう)。
同社の美をひとすじに追い求め創造するきものは、たくさんの人々の人生に寄り添い、特別なひと時を華やかに彩っている。千總では、その喜びを心にとめ、受け継がれた伝統に新たな感性を吹き込み、多くの人に美と感動的な体験を届けていくという。
そんな思いを具現化したのが、6月20日(木)に発売した、ひとつずつ手仕事で作られた線香花火だ。同花火には、クラフツマンシップによって伝統の美を現代に表現してきた、同社のブランドの美意識と想いが込められている。
いまではごく少量しか作ることができない、手づくりの国産花火。火薬に含まれる松煙は、宮崎県産の上質なものを使い、楮を原料とした和紙で一つひとつ包んで仕上げる。
線香花火は、15本入で3,300円(税込)。花火を楽しむひと時が人と人との縁を結び、穏やかな和をつなぐものとなるよう、音羽山清水寺にて祈祷を行っている。
宵山の賑いの中で花火のうつろう表情を楽しむ
千總は、縁を結び、和への願いを込めた線香花火が体験できるイベントを「線香花火を楽しむ 祇園祭の宵」と称し、7月に行われる京都の夏の風物詩・祇園祭に合わせて開催する。
開催場所は、千總本店前の特設スペース。開催日時は、祇園祭の前祭宵山の7月14日(日)~16日(火)の3日間。各日18時~20時30分に開催する。
参加は先着順で、7月14日(日)が100名、7月15日(月)・7月16日(月)が各150名。予定数量が無くなり次第受付終了となり、雨天の場合は中止となる。ちなみに、受付時間は、17時30分~19時。参加には、千總公式SNSアカウントのフォローが必要なので注意しよう。
このイベントは、巡る季節の中に人と人の縁が繋がる景色を作りたいという、ブランドが大切にする思いを表現したものだ。
新旧の文化・人と自然の営みが交差する京都に位置する千總本店では、青竹を使って手工芸の趣を取り入れたベンチなど、涼を呼び込むしつらえで参加者を迎える。
山鉾巡行の前夜、宵山の賑いの中で、表情を変えながら花のように輝く火花を見つめながら、ゆったりとしたひと時を楽しんでみたら。
千總本店
所在地:京都府京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80
営業時間:10時〜17時
定休日:火曜・水曜 ※年末年始を除く
公式サイト:https://www.chiso.co.jp/honten/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000060799.html
(高野晃彰)