エトロのヘリテージと現代的な要素が融合。2025年春夏コレクションに早くも注目が集まる

イタリア・ミラノを代表するラグジュアリーブランド「エトロ」。同ブランドは2024年の夏コレクションにおいて、イタリアのバカンスを思わせる華やかな彩りのアイテムを発表。世界中のセレブを虜にした。

そんなエトロが、早くも2025年の春夏メンズコレクションに関する情報をリリース。ファッショニスタの間で再び話題になっている。

“旅”からインスピレーションを得て生まれた「エトロ」

「エトロ」というブランドは、創業者のジンモ・エトロ氏の“旅”がきっかけで生まれた。

ジンモ・エトロ氏は1960年代以降、イタリア・コモのテキスタイル工場からスコットランドの高地、アフリカの海岸、カシミール、インドネシアに至るまで、さまざまな土地を旅してきた。

同氏は旅を通じてその土地の文化や伝統品に触れ、その場所特有の生地や職人の技術が詰まったテキスタイルを収集していったという。

ブランドを象徴するコードで6型を制作

現在エトロのクリエイティブ・ディレクターを務めるマルコ・デ・ヴィンチェンツォ氏にとって、同ブランドの生地に描かれたデザインは、メゾンの“クリエイティブ・ヘリテージ”とも言えるパターンの世界への入り口だという。それぞれが異なるインスピレーションや時代、文化を重ね合わせ、クラシックでありながらモダンな美しさを併せ持つエトロの世界観を創り上げている。

今回のコレクションでは、同ブランドがテキスタイルメーカーとして創業した当初からのヘリテージであるコードを採用。

ペイズリーやストライプ、マドラスなど、11のパターンと2色のバリエーションをビスコース生地に落とし込み、メンズのワードローブに欠かせないジャケットやレインコート、シャツ、ジレ、パンツ、バミューダショーツといった6型を制作した。

ブランドを象徴する伝統的な要素と現代的な表現を掛け合わせ、新たなスタイルを創り出すのはデ・ヴィンチェンツォ氏の得意とするところ。それぞれの形やパターンが他の形やパターンと混ざり合い、新しい表現や姿へと進化する。自然な色合いからポップな色合いまで、万華鏡のような世界観を生み出している。

ミラノにて一足早くコレクションを披露

また、ミラノファッションウィークにおいても、エトロはゲストを招待して特別なイベントを実施。

イタリア・ミラノを代表する美術館である「ギャラリエ・ディタリア」の美しい建築の中、「カサ・デル・マンゾーニ」の回廊を通った先の「ヴォーチェ・アイモ・エ・ナディア」でプライベートディナーイベントを行った。

このイベントでは、エトロの本質とヒストリーを象徴するパターンが主役に。それぞれのゲストがコレクションの衣装を身にまとい、優雅なひとときを過ごしている。

ゲストがどのようにエトロのアイテムを着こなしたのか、おしゃれに関心がある人はそのコーディネートにも注目してほしい。

エトロ公式サイト:https://www.etro.com/jp-ja/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000002728.html

(IKKI)