台湾の喫茶店愛あふれる本が発売。台北の人情味あふれるローカル喫茶店をオーナーの物語とともに紹介

誠文堂新光社は、台湾の人情味あふれるローカル喫茶店を、店舗やオーナーのストーリーとともに紹介する『台湾の喫茶店が愛しくて』を、6月12日(水)に発売する。

著者は、台湾好きが集まったその名も、台湾大好き編集部。そんな彼らが、あれこれと思考を重ねて、台北の地元民に愛される喫茶店を選りすぐって紹介する。

台北の人々が通う喫茶店。その物語を通して紹介する

使い込まれてはいるが、美しく清潔なコーヒーサイフォン。そこからは、湯気が立ち、コーヒーの香りが漂う。

そして、それをたてるのはコーヒーに並々ならぬこだわりを持つ店主たち。そんな味わい深いコーヒーを愉しめるのは、喫茶店然としたクラシカルな空間。もしくは、店主の思いが詰まった絵や本が並ぶ店内だ。時には、朝ごはん店のような佇まいで、半屋外の歩道の椅子で、隠れ家みたいな静かな場所で……。

こんな情景が毎日繰り広げられ、地元の人々がランチにブレイクに気軽に通う喫茶店が、台北の街角には幾つも存在する。

集うのは、毎日来ているような常連さんから、遠くに住んでいても長年通い続けるお馴染みさん。近隣に勤めるワーカーや、懐古趣味の若者、おしゃべりに夢中なマダムたちなど。

そこは、純喫茶のようでありながら、もう少しフリーダムな雰囲気の、何10年もずっと愛されている街角の喫茶店だ。

そんな喫茶店にあるのは、美味しい定食やコーヒーだけではない。あたたかい人情や、触れ合いだったり、ホッと落ち着けるゆるやかな空間だったり。

店主それぞれの人柄や、個性が映し出された喫茶店のなんとも言えない不思議な魅力は、どれもがオンリーワンでナンバーワン。とびきり個性的で、ほんのり懐かしくて、心をゆったりと満たしてくれる。

取り上げるのは偏愛セレクトした17の喫茶店

魅力あふれる台北の喫茶店だが、長年営業している店が、近年どんどん減ってきているのも事実だ。『台湾の喫茶店が愛しくて』は、それをどうしても記録として残したいという想いで創られたという。

同書で紹介するのは、数ある台北の喫茶店の中で、絞りに絞って偏愛セレクトした17店舗。その他、喫茶店がある各エリアの紹介や、美味しくて懐かしいケーキ店などのコラムも多数盛り込まれている。

同書は、台湾愛にあふれる著者たちが、台北の街角にある喫茶店の記憶・思い出を集めた1冊だ。台湾好きな人はもとより、喫茶店好きな人も楽しめる本として注目したい。

日本人にとって人気の観光地・台湾。名所めぐりや、美食スポット探訪もよいが、どこか懐かしくて愛おしい台北の喫茶店を同書を参考に訪ねてみてはいかがだろう。

台湾の喫茶店が愛しくて
著者:台湾大好き編集部
判型:A5判、
ページ数:160ページ
定価:1,760円(税込)
発売日:6月12日(水)
公式サイト:https://www.seibundo-shinkosha.net/book/hobby/87221/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001607.000012109.html

(高野晃彰)