白鶴酒造が6月7日(金)に、銀座の屋上「白鶴銀座天空農園」で育てた酒米「白鶴錦」(2023年度産)を100%使用した「白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦」を、40本限定で銀座の一部店舗から発売する。
銀座という大都会で育った米が、いったいどのように醸されたのか。その味わいが気になる人はチェックしてみてほしい。
銀座で米をつくる「白鶴銀座天空農園プロジェクト」
白鶴酒造では、銀座から日本酒文化を発信したいという想いから、2007年に東京支社屋上で自社開発の酒米「白鶴錦」を育てる「白鶴銀座天空農園プロジェクト」をスタートした。
当初、大都会のビルの屋上での米栽培は難しいとされていたが、見事、プランターでの栽培に成功。2008年には田んぼの造成に漕ぎ着けた。
その後も米の品質向上に取り組み、2013年からはここで収穫した「白鶴錦」を使用した商品を開発。数量限定で銀座で販売している。
「白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦」が誕生
今回登場した「白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦」は銀座で2023年度につくられた「白鶴錦」を100%使用した酒だ。
パイナップルやピーチを思わせる華やかな果実香が特徴で、口に含めばエレガントでふくよかな甘み、そして穏やかな酸味が感じられる。喉を下ったあとも、成熟した果実のような芳醇な余韻が楽しめる。
2023年度の「白鶴錦」のストーリーを追う
2023年産の米は、田植えから稲刈りまで全て手作業で行った。
田植えは、日照時間を活用するために5月に実施。梅雨入り以降は雨が少なく夏のような日が続き、茎も増え密度が濃くなるなど日々成長した。この年は暑く、不安定な天気の日も続いたが、管理を徹底することで稲はすくすく育ち、結果として前年度の45kgを上回る46.5kgの籾付き米を収穫できたという。
この玄米を精米歩合50%まで磨いたあと、ようやく酒づくりのスタートだ。
神戸の蔵で、わずか15kgほどの貴重な白米を一粒も無駄にしないよう、細心の注意を払いながら手作業で仕込む。そして約2ヵ月間、100Lタンクで大切に醸すことで、爽やかな味わいの日本酒が生まれた。
白鶴銀座天空農園の米からできた「白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦」。心を込めて丁寧につくられた逸品をこの機会に堪能してみては。
白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦
価格:10,700円(税別)
容量:500ml
原材料:米(国産)/米こうじ
販売店舗:IMADEYA GINZA SIX店、銀座三越、小泉商事、松屋銀座本店
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000264.000013868.html
(IKKI)