スイスの名門時計ブランド「JAEGER-LECOULTRE(ジャガー・ルクルト)」が、「Watches and Wonders 2024」で最新コレクション「デュオメトル・ヘリオトゥールビヨン・パーペチュアル」を発表。
自社開発および製造の新しい手巻きキャリバー388は、3つの軸上で「スピニングトップ」効果を生み出しながら回転する、まったく新しいトゥールビヨン構造を備えている。
「ジャガー・ルクルト」の新作が誇るメカニズムの魅力
この新作は、極めて洗練されたトゥールビヨンとデュオメトル機構を更に引き立てるため、永久カレンダーをキャリバー388に組み込んでいるのが特徴だ。
永久カレンダーは、異なる月の日数や閏年を自動的に調整する小型の機械式計算機であり、キャリバー388では永久カレンダーに影響することなく時分を進めたり戻したりすることが可能である。曜日と日付の表示を手動で修正する必要があるのは2100年と、その後の閏年ではない100年ごとの年のみだ。
デュオメトル コレクションの特徴であるダイヤルの対称性は、「デュオメトル・ヘリオトゥールビヨン・パーペチュアル」でも見られる。
ダイヤルには、2つの香箱と輪列が90度に回転する基本的な機構を配置。巻き上げリューズは三角形の頂点に位置し、時表示の両側には2つのパワーリザーブが配されている。また、ムーンフェイズ表示と曜日、月と年が三角形の「底辺」に配置されている。
ダイヤルの両サイドは、マイクロブラスト仕上げと面取りの対照的なエリアで分かれ、ゴールドのブリッジで結ばれた。左側のオープンワークからは、3つのケージが異なる速度で回転するトゥールビヨンの動きが観察できる。ケース側面のサファイアクリスタルの窓からは、メカニズムを別の角度から観賞可能だ。
エレガントなディテールにも注目
トゥールビヨンは、ディープブルーのラッカー仕上げの背景に配置されており、回転するとレッドの三角形が星空のブルーの背景に浮かび上がる。ダイヤルのメイン部分には、洗練された仕上げが施され、アプライドアワーインデックスや日付・年のフレームが配されている。
さらに、19世紀の名品「サボネット懐中時計」からインスパイアされたケースデザインは、時を超えた美しさを感じさせる。直径44mmの複雑な構造は、光と影が織りなす美しい表情を生み出し、「ジャガー・ルクルト」の工芸の粋を体現。ケースのシンプルな見た目に反して、内部のキャリバーの複雑さを表現する複雑なディテールはお見事!の言葉に尽きる。
高度に洗練されたデザインを備えた「デュオメトル・ ヘリオトゥールビヨン・パーペチュアル」は、手元に華やかな輝きを与えることだろう。
ジャガー・ルクルト:https://www.jaeger-lecoultre.com/jp-ja/news/watchmaking/duometre-heliotourbillon-perpetual
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000081257.html
(akihiro takeji)