最近注目されている「モクテル」。一度は耳にしたことがある人も少なくないのでは。モクテルとは「mock(モック)=似せた、真似た」と「cocktail(カクテル)」という2つの言葉を組み合わせた造語だ。
モクテルは、ノンアルコールのため、お酒が苦手な人はもちろん、車を運転する人でも気軽に楽しめるのが魅力。そこで今回は、話題のモクテルが楽しめる、デートにもぴったりのスポットを5つ紹介する。
目次
・お酒を飲まない人もBAR空間を楽しめる「LOW-NON-BAR」
・ラグジュアリーホテルのバーで、春らしいモクテルが3種登場
・梅酒好き必見!銀座の梅酒カクテル専門店で春色カクテルを楽しむ
・春の訪れを感じる桜と梅のスパークリングカクテル
・ホテルのラウンジで。抹茶を使用したモクテルで春気分に
お酒を飲まない人もBAR空間を楽しめる「LOW-NON-BAR」
2019年3月に日本橋でオープンした、日本初のモクテルとローアルコールの専門店「LOW-NON-BAR(ローノンバー)」が2024年3月、旧軽井沢に2号店「Low-Non-Bar #RTS」をオープンした。
同店では、“お酒が好きな人も苦手な人も一緒に楽しめる”「LOW-NON-BAR」のコンセプトはそのままに、軽井沢の地で2018年から培ってきた酒販店小売業の経験を生かし、国産を中心に進化し続けるノンアルコールの商品自体に更に着目。バーテンダーが厳選したノンアルコール飲料の素晴らしさを伝え、拡販に重きを置いているのが特徴だ。
気になるボトルとグラスを自分でセレクトし、バーテンダーと相談して自分好みの飲み方を選べるシステムで、特別な一杯を楽しめる。
グラス選びから体験できるので、ゲストはまるでバーテンダーになった気分を味わえるのが同店の魅力でもある。
そして、より気軽にBARの空間を楽しめるよう、同店は昼12時から営業しており、新たに“角打ち”の要素も取り入れた。また、気に入ったボトル(ノンアルコールのみ)はお土産として購入出来るショップも併設しているので、お酒が苦手な友人への手土産探しにもおすすめだ。
おすすめ商品は、「LOW-NON-BAR」チーム自らがレシピ監修に関わるノンアルコールスピリッツや、日本草木研究所「フォレストシロップ」、そして「浅間クラフトコーラ」、つぼ市製茶本舗の「コンブチャ」、北海道産の「HAKKOジンジャー」など多数揃う。
また、カフェメニューやテイクアウトも充実。スペシャリティコーヒーはサイフォンで丁寧に淹れ、フードは定番のBARスナックほか、軽井沢発・信州素材を生かした「カヌレリテ」の特製カヌレを味わえる。
白を基調にしたギャラリーをイメージした空間で、“BAR=お酒”の概念から解き放たれた新しい空間を体験してみてはどうだろう。
Low-Non-Bar #RTS
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢813-4 1階
公式サイト:https://orchardknight.com/bar/low-non-bar-rts
ラグジュアリーホテルのバーで、春らしいモクテルが3種登場
東京・六本木のラグジュアリーホテル、「グランド ハイアット 東京」の6階にある「オーク ドア バー」では、「Spring time at The Oak Door Bar(春のオーク ドア バー)」をテーマに、緑茶や八朔(はっさく)など日本ならではの味覚をつかったモクテル3種を4月1日(月)~4月30日(火)までの期間提供する。
新茶とフレッシュなメロン果汁、レモンジュースを使用した、フルーティーでスッキリとした味わいの「スプリングガーデン」(1,760円)は、グラスの縁に花穂紫蘇をアクセントとして添えることで、若葉が萌える春の情景を連想させる1杯に。
「ハッサク アーノルド パーマー」(1,760円)は、アイスティーのスッキリとした味わいと、完熟した八朔(はっさく)の甘みや、レモンの爽やかな酸味がバランス良く合わさったモクテル。
最後に紹介するのは、「オーク ドア バー」で人気のモクテル「フルーツ スカッシュ」を、トロピカルにアレンジした1杯。
こちらはバスケットに用意したプラムやマンゴー、ラズベリーなどからゲストが好みのフルーツを選び、バーテンダーがそのフルーツを使用しスカッシュを作る流れだ。ミントの葉も入ることで、フルーティーながらも爽やかですっきりとした味わいが楽しめる。
ラグジュアリーホテルならではの落ち着いた空間で、旬のフルーツを使用した春らしいモクテルを楽しんでみては。
バー 「オーク ドア バー」
所在地:東京都港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 6階
公式サイト:https://www.tokyo.grand.hyatt.co.jp/restaurants/oak-door-restaurant/bar/
※価格は、税込・サービス料別途
梅酒好き必見!銀座の梅酒カクテル専門店で春色カクテルを楽しむ
東京・銀座にある梅酒カクテル専門店「The CHOYA 銀座BAR (ザ チョーヤ ギンザバー)」は、春にぴったりな青空と満開の桜を表現し、梅酒カクテルにアレンジした「春色梅酒カクテルクリームソーダ sora」と「春色梅酒カクテルクリームソーダ sakura」(ともに1,200円)の2種を4月23日(火)までの期間で販売する。
どちらもアルコール入りとノンアルコールから選べるので、お酒が苦手な人でも梅酒カクテルを楽しめる。
梅酒といえば、日本発祥の伝統的なリキュール。同店は、そんな梅酒を文化として世界に発信することを目的にオープンしたチョーヤ梅酒初の常設バーだ。
本格梅酒「The CHOYA」をベースとしたカクテルをはじめ、梅酒や梅干しを使用した梅フードなど、合わせて100種類以上のオリジナルメニューを楽しめる店となっている。
今回、期間限定で販売するモクテルは、バタフライピーや桜など花由来のオリジナルシロップと紀州産南高梅を掛け合わせ春らしさを感じられる1杯に仕上げている。
2種共に、梅と柑橘を組み合わせた春らしいすっきり爽やかな味わいが特徴で、フローズン完熟南高梅を1粒入れているのがポイント。途中で梅をクラッシュすることで、より爽やかな酸味を楽しめる。
また「sora」には、バニラアイスの上にミントを、「sakura」には、桜の花びらの塩漬けを添え、ミントはグラスに入れ春らしいフレッシュな季節感を、桜の花びらは浮かべて花びらが満開に広がる様子を楽しみながら味わってほしい。
日本人に馴染みの深い梅の新たなステージへと誘ってくれる「The CHOYA銀座BAR」。ここでしか味わえない梅の魅力を体験しに、訪れてみてはいかがだろう。
The CHOYA 銀座BAR(ザ チョーヤ ギンザバー)
所在地:東京都中央区銀座5-6-5 NOCO 7F
公式サイト:https://www.choya.co.jp/the-choya-ginza-bar/
※価格は税込
春の訪れを感じる桜と梅のスパークリングカクテル
東京駅丸の内駅舎の中に位置する、東京ステーションホテル2階の「バー&カフェ カメリア」は、4月30日(火)までの期間限定で、ミードを使用した春らしいカクテルを2種提供する。お酒が苦手な人のために、モクテル(ノンアルコール)の用意も可能だ。
ミードとはヨーロッパで古くから親しまれている、蜂蜜を発酵させた伝統的なお酒で、最古のお酒とも言われている。そんな濃厚な甘さの蜂蜜酒に、スパークリングワインのクリア感をプラスして、桜、梅のそれぞれの香りをのせた春らしいモクテルを2種楽しめる。
「梅花麗し(ばいかうるおし)」は、冬の厳しい寒さに耐え、春の訪れとともに美しく咲く梅の花をイメージした華やかな1杯だ。甘さの中にグレープフルーツピールのほのかな苦味が広がる繊細な味わいが特徴。
そして「桜花爛漫(おうからんまん)」は、春に咲き誇る桜の可憐さと儚さを1杯のグラスに表現した、フルーティーで奥行きのあるカクテルだ。
またディナーには、カクテルやモクテルに合うコース料理も用意している。店内はダークピンクがアクセントのテーブル席と、バーテンダーのカクテルメイクが見られるカウンターを配した、落ち着いた印象の空間となっており、夜のデートにもおすすめだ。
バー&カフェ カメリア Bar & Café Camellia
所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1 2F
公式サイト:https://www.tokyostationhotel.jp/restaurants/camellia/
※価格は税・サービス料込
ホテルのラウンジで。抹茶を使用したモクテルで春気分に
「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」では、4月30日(火)までの期間、1F「ハドソンラウンジ」にて、抹茶とピスタチオの奏でるハーモニーを楽しめる、ノンアルコールモクテル「抹茶時雨」(2,600円)を提供する。
「抹茶時雨」は、縁起のよい植物、南天を装ったモクテル。口に入れた瞬間、濃厚な抹茶シロップとクリーミーなミルク、ピスタチオクリームのコクが口いっぱいに広がる。ピスタチオクランチの香ばしさがアクセントとなり、抹茶の深みのある旨味を引き立てる一品に。
開放的かつダイナミックな空間でロケーションも抜群な「ハドソンラウンジ」は、天井高5mを超えるラウンジ内にはソファー席やバーエリア、個室も完備。
大人のデートにふさわしい場所で、春の訪れを感じるモクテルを堪能してみては。
ハドソンラウンジ
所在地:東京都港区海岸1丁目16番2号 ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ 1F
公式サイト:https://www.interconti-tokyo.com/hudsonlounge/
※価格は税込・サービス料別途
お酒が苦手な人はもちろんだが、近年は健康志向が高まりあえてお酒を控える人も少なくない。とはいっても、バーの雰囲気は楽しみたい、そんな人を中心にモクテルブームはさらに加速しそうだ。
今回紹介したスポットは、落ち着いた雰囲気で大人のデートにぴったりな場所ばかり。この記事を参考に、モクテルを味わってみてはいかがだろう。
(IGNITE編集部)