鍛え上げた身体を駆使して霊峰富士の山頂を目指す、世界でも類を見ない山岳レース「富士登山競走」。今年も夏の風物詩として7月26日(金)に開催される。
3月25日(月)21時~4月8日(月)21時まで先着順でエントリーを受け付ける。コミュニティ試走会や直前イベントなども予定する。
唯一無二のレースイベント「第77回 富士登山競走」
今年で第77回となる「富士登山競走」。とりわけ総延長約21kmの「山頂コース」は圧巻だ。
標高3,776m、富士山頂にある久須志神社を目指し、スタート地点の富士吉田市役所から標高差約3,000mを一気に駆け上がる。
天候や気温の変化が激しく、展開が予測できない過酷なレースは、一度挑戦すると病みつきになる達成感を得られるという。
また、標高2,300mの五合目を目指し、富士山の原生林を進む「五合目コース」も魅力的。
どちらも登りのみで下りがないことから脚力強化に最適で、本大会のためのトレーニングは平地での走りにも好影響を与える。
富士山の標高は心肺機能の向上にも効果的で、秋冬のマラソン大会に向けた準備として挑戦するマラソンランナーも多いという。
レース前には参加者や今後の志望者のための富士登山競走オフィシャル試走会や、ウェルカムセレモニーイベントなども開催予定。
富士吉田市の昭和レトロでノスタルジックな飲食街「西裏」でのランナーズサービスも用意される予定だ。
「山頂コース」と「五合目コース」の二種目
参加申し込みは公式ウェブサイト上の「エントリー」ボタンから「RUNNET」にて行う。参加確定通知等は発送されず、資格審査の後、参加資格のある人には4月下旬までにメールにて連絡される。
「山頂コース」は富士吉田市役所~吉田口登山道~山頂に至る約21km、標高差約3,000mを駆け上がる。第72回大会、第75回大会、第76回大会のいずれかにおいて五合目関門(五合目ゴール)通過時間が2時間20分以内の実績のある人のみ参加できる。
事前に大会公式ホームページにアクセスし、「Myページ」の過去の記録から参加資格の有無を確認できる。
後の資格審査において無資格であることが判明した場合は、申し込みが無効となり、所定の返金手数料を差し引いた金額が返金される。五合目コースへの変更は認められないため注意したい。
「五合目コース」は富士吉田市役所~吉田口登山道~五合目に至る約15km、標高差約1,480mのコース。
この場合でも通常のロードレースとは異なり、足場の悪い登山道を駆け抜ける過酷なレースであることから、ハーフマラソン程度の体力・経験が必要。
体調不良やけが等に対しては速やかな対応がとれない場合があるので、レース初心者は自らの体力・体調等を十分考慮することが求められる。
自己都合によるキャンセル等での参加費等の返金は一切行われない。このほか注意事項が複数あるため、実施要項の記載事項を熟読の上でエントリーを行う。
過酷な環境のなか一歩一歩登っていく過程で感じる達成感、富士山の頂上から広がる景色の美しさは、言葉では表現しきれないという。自分の限界に挑む壮大なチャレンジだ。
第77回 富士登山競走
開催日時:7月26日(金)
競技種目:山頂コース(約21km)、五合目コース(約15km)
参加定員:山頂コース2,000名、五合目コース1,776名(先着順)
参加費:山頂コース19,000円、五合目コース14,000円
参加資格:4月1日現在で満18歳以上の健康な人(詳細別途)
公式ウェブサイト:https://fujimountainrace.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000139571.html
(SAYA)
※参加費には山頂・五合目コースともにシャトルバスの代金を含む。山頂コースには富士山保全協力金を含む。山梨県の条例により登下山道通行料が別途必要となる可能性がある。
※エントリー時、メールの受信設定をしている場合は送信元ドメイン「@runpassport.jp」を許可する必要がある。