年齢を重ねても、メンズアイテムの超王道であるデニムパンツ。今回は、近年注目されている国産から輸入物までおすすめの逸品を5つ紹介したい。
目次
・「WILDSIDE」と「MINEDENIM」のコラボパンツ、両方の魅力を存分に発揮
・ジーンズの伝統製法にこだわり、古き良きデニム好きは必見
・岡山県産デニムと伝統工芸を融合、オンオフ両方で活躍可能
・コラボだからこその魅力、伝統製法と洗練されたデザイン
・岡山県産生地で作った和風なデニム、その名も「袴パンツ」
「WILDSIDE」と「MINEDENIM」のコラボパンツ、両方の魅力を存分に発揮
ヨウジヤマモトが手掛ける「WILDSIDE」とスタイリストの野口強氏のディレクションブランド「MINEDENIM」の最新コラボレーションアイテムのパンツ「Chino Type TRS」が2023年11月から登場した。この商品は、両ブランドの持つ魅力が存分に発揮されている点が特徴的だ。
「MINEDENIM」は、ヴィンテージからモードまで幅広いコンセプトのデニムスタイルを発案。従来の枠にとらわれず、スタンダードなアイテムと革新的なデザインを融合させ、美しいシルエットと洗練されたディテールを実現している。
「Chino Type TRS」は、今回のコラボレーションのために特別に開発されたアイテムの1つだ。オーセンティックなディテールを保ちつつも、モダンなシルエットにアップデートされており、そのゆったりとしたストレートシルエットは、着心地の良さからあらゆるシーンでの活躍が期待される。
また、綺麗なツイル織のコットンチノを使用するなど、品質にもこだわりを持っている。左側のバックポケット上部には、「WILDSIDE」と「MINEDENIM」のコラボレーションWネームタグが配置され、その特別感を際立たせているのも魅力の1つだ。
このアイテムは全て日本製であり、サイズは30、32、34インチの3サイズ展開。今回のコラボレーションでは、他にもトラッカージャケットなどさまざまなアイテムが展開されている。
日本製の高い品質と両ブランドの魅力が融合したこのコレクションは、ファッション愛好家やデニムファンにとって必見と言える。
WILDSIDE×MINEDENIM Chino Type TRS
価格:38,500円(税込)
商品詳細ページ:https://wildside-online.jp/shop/g/gSJ-P01-015-1-02/
ジーンズの伝統製法にこだわり、古き良きデニム好きは必見
東京・代官山のアパレルショップ「SILVER STONE」のオリジナルブランド「Ground-Alls」は2023年12月、最新製品のジーンズ「G-WWII-SP大戦モデル Rigid」をリリースした。同ブランドは1990年以来「Rigid」と呼ばれる製法の伝統を守っており、古き良きモデルをよみがえらせている。
この商品は、1990年に同ブランドを立ち上げたオリジナルメンバーが手がけた大戦モデルを基にした。当時のモデルから選りすぐったデニムを使用し、そのデザインを忠実に復刻。レシピを変えずにシャトル織機による一貫生産を行い、アメリカンコットンの特徴を最大限に生かし、のり付け処理が特徴の「Rigid」での販売にこだわった。
「Rigid」の最大の魅力は、その独特な加工だ。のり付けでジーンズが固められているため、最初は硬く感じるかもしれないが、着用する中でのりが落ち、自分だけの風合いや色落ちが生まれる。
その経年変化の過程こそが、「Rigid」ジーンズの真の魅力であり、そのプロセスを楽しむという愛好家ならではの趣も味わえる。
この商品は、30、31、32、33、34、36インチの6サイズ展開と幅広いサイズ展開となっており、さまざまな体型の人にフィットするよう配慮されている。
「G-WWII-SP大戦モデル Rigid」を手に入れて、その歴史や魅力を思う存分堪能してみてほしい。
G-WWII-SP大戦モデル Rigid
価格:34,870円(税込)
商品詳細ページ:https://www.ground-alls.com/shopdetail/000000000015/ct6/page1/order/
岡山県産デニムと伝統工芸を融合、オンオフ両方で活躍可能
「岡山デニム」と「京友禅」を融合させた「和デニムジーンズ WA201」は、日本の伝統とモダンな要素を見事に融合させた新しいジーンズのモデルと言える。この商品は、岡山県井原市で生産されるセルヴィッチデニムに、京都府丹後地方で織られる丹後ちりめんを使用しており、日本の職人技と伝統を背景にした高品質な製品だ。
「和デニムジーンズ WA201」は、日本の伝統的な工芸品「京友禅」の技術と岡山デニムの高品質の素材を組み合わせた新しい試みとなる。このプロジェクトは、日本の伝統文化を次世代に継承し、世界に向けて発信することを目指している。
商品の特徴は、14.5オンスの本格的なセルヴィッチデニム生地と、コットン98%とポリウレタン2%の混綿で作られたストレッチ性のある素材を使用している点だろう。これにより、デニムの風合いと履き心地の両方を兼ね備えており、快適な着用が可能だ。
また、岡山デニムの職人が丁寧に作ったセルヴィッチ生地には独特の風合いと質感も感じられる。
さらに「京友禅」の技術を使ったオリジナル紋様が生地に染められ、洗練されたデザインに仕上がった。加えて「丹後ちりめん」という上質な着物生地を使用することで、上品さと風格も与えている。
洗練されたデザインと高品質な素材を組み合わせた「和デニムジーンズWA201」は、オンでもオフでも活躍する万能なアイテムとして活躍してくれるだろう。
和デニムジーンズ WA201
価格:39,800円(税込)
商品詳細ページ:https://wadenim.com/products/wadenim-wa201?variant=39943815692406
コラボだからこその魅力、伝統製法と洗練されたデザイン
「JOHNBULL(ジョンブル)」と「ELEY KISHIMOTO(イーリーキシモト)」は3月14日(木)、初のコラボレーションアイテムを発表した。中でもワイドジーンズの「PANTS lot.JY241P12」は、両ブランドの象徴的な要素を組み合わせた一期一会のアイテムと言えるだろう。
魅力の1つが、その独創的なデザインだ。「ELEY KISHIMOTO」の象徴的なフラッシュ柄がデニムの裏側にプリントされ、シンプルかつ洗練された雰囲気を醸し出している。
さらに、「JOHNBULL」の自社工場で生産されたデニムは、聖地と呼ばれる岡山県倉敷市児島の伝統的な技術を駆使して作られている。そのため耐久性に優れており、長く愛用することができる。
また、履き心地の良さも特筆すべき点だ。ストレッチ性に富む素材が使用されており、動きやすさとフィット感を両立させてくれる。これにより、日常のさまざまなシーンでの快適な着用が可能だ。
これらの洗練されたデザインと品質、そしてシンプルなカラーリングは、カジュアルな日常のスタイルからビジネスカジュアルな場面まで幅広く活躍してくれる。ロールアップして穿けば、フラッシュ柄がさりげなくいアクセントになってくれる点も魅力の1つだろう。
PANTS lot.JY241P12
価格:30,800円(税込)
商品詳細ページ:https://www.privatelabo.jp/item/82172545.html
岡山県産生地で作った和風なデニム、その名も「袴パンツ」
VASTは2月、岡山県産の児島デニムを使用し、和のテイストを取り入れた新しいファッションアイテム「袴(はかま)パンツ」を発売した。このアイテムは、和服の要素を現代のスタイルに合わせ、着物文化をより身近なものにしようという同社のコンセプトを体現したものだ。
発売の背景には、同社が古着事業を通じ、衣服の持続可能性と日本の伝統的な縫製技術の価値に注目してきた歴史がある。代表取締役の宇野広大氏は幼少期から着物文化に深い愛着を持っており、和の美しさと着物の持つ価値を広める活動を行ってきた経験から、「パンツ」開発につながった。
商品のコンセプトは「ずっと着られる価値ある服」。日本の縫製技術が衰退する中、同社は岡山産の児島デニムと和服の要素を組み合わせることで、ユーザーに新たな価値観を示した商品とも言える。
1番の特徴は、そのデザインや機能性にある。児島デニムの軽さと動きやすさはもちろん、和服の要素である「袴」を取り入れたワイドパンツは、一見シンプルながらも他にはない個性を持っている。
加えて、足が短く見えないデザインや、背中の腰板など、細部にまでこだわりが光っており、全てのパンツには1点ものの備前焼ボタンとカラーステッチが施され、ユニークなアクセントとなっている。
和の美しさと現代のファッションを両立させた「袴パンツ」で、新たなスタイルを楽しんでほしい。
kodai-袴パンツ-
価格:一般販売価格 34,000円/Makuake価格 31,280円(すべて税込)
販売サイト:https://www.makuake.com/project/kodai/
デニムパンツは、経年変化も含めて一度手に入れたら長く付き合える点が魅力だ。今回の記事を参考に、お気に入りのアイテムを探してみてはいかが。
(永井瑞穂)