3月になり、東京もいよいよ花見シーズンに突入しようとしている。
そこで今回は、大人が春デートで立ち寄りたい“花見”が楽しめるイベントを、東京・神奈川からご紹介しよう。
目次
・宿場町がモチーフの「KIOI SPRING 2024 『紀尾井・花の駅』」
・よみうりランドのオリジナル桜「多摩緋桜」を鑑賞
・「大磯プリンスホテル」で桜アートに包まれる
・グルメからアートまで充実の「MIDTOWN BLOSSOM 2024」
・古くから名所として親しまれる御殿山の桜を堪能
宿場町がモチーフの「KIOI SPRING 2024 『紀尾井・花の駅』」
「東京ガーデンテラス紀尾井町」では、3月8日(金)から4月21日(日)まで、KIOI SPRING 2024 『紀尾井・花の駅』と題したイベントが開催される。
イベント中は江戸時代の宿駅(宿場町)をモチーフに施設内を演出。10種類約40本の桜が施設全体を彩る。夜は弁慶濠沿いの桜をライトアップ。現代の花見にふさわしい新名所として、昼とは違う桜の一面を強調する。
また、紀尾井テラス各店では期間限定・東京ガーデンテラス紀尾井町限定の春メニューを用意。和食の技が光る花見弁当や、ラザニアを使った洋風弁当など“大人の花見グルメ”を堪能できる。
さらに、伝統文化に触れながら花を楽しむためのコンテンツも盛りだくさんだ。3月18日(月)の夕方からは、伝統芸能とクラシックがコラボするコンサートを実施。4月13日(土)には、日本の伝統的工芸品に指定された「美濃和紙」を用いたワークショップを開催する。
1日を通して楽しみ方が変化する「大人の花見」を満喫してほしい。
KIOI SPRING 2024 『紀尾井・花の駅』
期間:開催中〜4月21日(日)
会場:東京ガーデンテラス紀尾井町
所在地:東京都千代田区紀尾井町1-2 他(建物・施設により住所が異なる為、ご確認ください。)
公式ページ:https://www.tgt-kioicho.jp/event/details/evnt492.html?utm_source=release&utm_medium=referral&utm_campaign=kioispring2024
よみうりランドのオリジナル桜「多摩緋桜」を鑑賞
稲城市の遊園地「よみうりランド」に隣接するフラワーパーク「HANA・BIYORI」では、3月19日(火)から4月7日(日)の期間、「夜桜びより」と称して夕方16時から桜をライトアップする。
毎年3月中旬から4月上旬にかけては、1980年頃にソメイヨシノに代わる「よみうりランドの名物」として生み出されたオリジナル桜「多摩緋桜(たまひざくら)」が開花する。多摩緋桜はソメイヨシノと比べて色が濃く鮮やかで、見ごろの期間も長いのが特徴だ。ここでしか目にできない貴重な桜を楽しんでほしい。
「HANA・BIYORI」ではこの多摩緋桜に加え、ソメイヨシノ・シダレザクラ・リュウキュウカンザクラなど、計250本にも渡る多種多様な桜を目にできる。また、フラワーパーク園内で開催されるイベントということもあり、入場料を支払えば桜以外の花や緑も堪能することが可能だ。
デート先として選べば、花好きな女性からはきっと喜ばれるに違いない。
夜桜びより
期間:3月19日(火)~4月7日(日)
会場:HANA・BIYORI
所在地:東京都稲城市矢野口4015-1
公式ページ:https://www.yomiuriland.com/hanabiyori/event/20240319.html
「大磯プリンスホテル」で桜アートに包まれる
神奈川の大磯町に位置する「大磯プリンスホテル」では、3月31日(日)まで海景色を借景にアートな花見を楽しめるイベント「桜煌めく幻想空間 OISO SAKURA ART2024」を開催中だ。
海を臨む開放的なガーデンには、アート集団・ミラーボーラーが手がける「SAKURA ART」が登場。昼には太陽の光で、夜は照明にライトアップされて輝くアートは一見の価値ありだ。
また、スパ棟1階の「S.DINIG BAR」にも、平塚出身の華道家・石黒暁雲氏が手がける桜アートが展示される。桜をイメージしたオリジナルカクテルやオードブルと共に、目にも舌にも桜を楽しみたい。
さらにこの期間、4階スパフロアの3ヶ所にも桜アートを展示。加えて、ホテルではバーやスパを利用できる「絶景お花見ステイ」プランを用意している。
都心から1時間のシーサイドリゾートで、唯一無二の花見を楽しみたい。
桜煌めく幻想空間 OISO SAKURA ART2024
期間:開催中〜3月31日(日)
会場:大磯プリンスホテル
所在地:神奈川県中郡大磯町国府本郷546
公式ページ:https://www.princehotels.co.jp/oiso/event/contents/sakura2024/
グルメからアートまで充実の「MIDTOWN BLOSSOM 2024」
「東京ミッドタウン」では3月15日(金)から4月14日(日)まで、春らしい空間の中でアートに触れられるイベント「MIDTOWN BLOSSOM 2024」を開催する。
注目はなんといっても、約100本の桜並木が続く「春の散歩道」。ここは色とりどりの草花が散歩道を彩り、いつ訪れてもさまざまな花々が咲き誇る。
ガーデン内には、グリーンを基調とした空間で都心のスタイリッシュな花見が体験できる「BLOSSOM CAFÉ」が登場。ここでは「ザ・リッツ・カールトン東京」が考案するオリジナルカクテルやスイーツを味わえる。
また、感性を刺激するアートコンテンツも充実。期間中はTOKYO MIDTOWN AWARD受賞者による新作アートを展示。また、3月23日(土)にはパブリックアートを舞台にした一日限りの特別パフォーマンスを行う。
さらに、イベント期間中は、東京の10のエリアで開催されるクリエイティブの祭典「Tokyo Creative Salon 2024」に六本木エリアとして参画。「Japan Creative展 」をはじめとするさまざまなコンテンツが各所で展開される。
1日いても飽きを感じない、魅力的なイベント、そしてスポットといえそうだ。
MIDTOWN BLOSSOM 2024
期間:3月15日(金)〜4月14日(日)
会場:東京ミッドタウン
所在地:東京都港区赤坂9-7-1
公式ページ:https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/6897/
※掲載写真は全てイメージ
※掲載情報は予告なく変更となる場合がある
古くから名所として親しまれる御殿山の桜を堪能
「御殿山トラストシティ」では3月14日(木)から31日(日)まで、「御殿山さくらまつり2024」が開催される。
御殿山は品川駅の南側に位置し、葛飾北斎の「富嶽三十六景」や歌川広重の「江戸百景」にも描かれた場所。昔から桜の名所として愛されてきたエリアだ。
「御殿山さくらまつり2024」では、そんな御殿山にある御殿山トラストシティ敷地内の桜をライトアップ。「100年後も御殿山で江戸時代と変わらず桜を眺められるように」という願いを込め、100人の子どもたちが手がけた提灯を桜の前に展示する。
このほか、来場者それぞれが100年後の桜への想いをメッセージやスタンプで表す「御殿山と桜 パネル展」などを実施。日によっては、桜の木の下にステージを設けて演芸場を開演したり、徳川吉宗の故郷である紀州・和歌山県を特集した酒やお茶を振る舞ったりと、さまざまなイベントを開催する。
江戸の人々が愛した桜に思いを馳せ、それぞれの催しを楽しみたい。
御殿山さくらまつり2024
期間:3月14日(木)〜31日(日)
会場:御殿山トラストシティ
所在地:東京都品川区北品川4-7-35
公式ページ:https://www.trustcity-g.com/4749
このシーズンしか楽しめないイベントを満喫し、全身で季節を感じてみてはいかがだろうか。
(IKKI)