銀座の老舗レストラン「三笠会館」が3月6日(水)より、伊勢丹新宿店の本館地下1階食品フロアに“ニッポンの洋食”をテーマとした「三笠会館 伊勢丹新宿店」をオープンする。
テイクアウト専門ショップの開店は、「三笠会館」創業99年目にして初となるチャレンジだ。
デパ地下で買える銀座の老舗の味を、自宅で楽しもう。
「三笠会館」が創業100周年を目前に新たなチャレンジ
「三笠会館」は1925年、奈良県吉野村から上京した創業者が東銀座の歌舞伎座前に「氷水屋 三笠」を開店したことから始まった。来年2025年には100周年を迎える老舗だ。
現在は銀座並木通りの本店を拠点に、首都圏にさまざまなジャンルのレストランを展開している。
伝統の味を自宅で
日本で初めて飲食店のメニューとして出した「骨付き鶏の唐揚げ」や、名物「ローストビーフ」のお重など、伝統を継承しながら進化してきた“三笠会館だからできる洋食”。伊勢丹新宿店では、今までレストランでしか味わえなかった伝統の味を、テイクアウトにて用意する。
この新たなる挑戦の根本にあるのは、同店が100周年に向けて掲げているミッション“食文化を通じてゲストの感動と幸せの時を創造し続ける”という想いだ。
約15種類楽しめる「三笠会館」伝統の味
伊勢丹新宿店では、銀座で生まれ育まれた伝統の味を、上質でありながらも気軽に⽇常で楽しめる弁当や惣菜、デザートなどの約15種類で展開する予定だ。
ここで、メニューの中から一部見てみよう。
「骨付き鶏の唐揚げ」は、1932年にレストランとして日本で初めて出したと言われる同店の名物。レストラン同様、白ごま塩・練りからし・レモンを添えており、味の変化も楽しめる。
「インド風チキンカレー」は、骨付きの鶏と歯応えのある砂肝が入っているのが特徴。
ライスはバターライスで、ピクルスとレーズンの薬味も「三笠会館」スタイルだ。創業者が支援したインドの留学生から伝えられたレシピを受け継いでいる。
「ローストビーフ重」は、初代総料理長・佐藤松竹シェフのレシピを受け継ぐローストビーフを自宅で気軽に食べられるよう、お重で用意した。
同店のローストビーフは1966年、現本店ビル落成時にワゴンサービスを始めたところからスタートしている。佐藤シェフは「丹念に、丹念に」とつぶやきながら、ゲストの前でローストビーフを切っていたと言われている。
「三笠会館弁当」は、唐揚げ、蟹クリームコロッケ、ナポリタンとともに、ローストビーフをのせたご飯が味わえる一品だ。
長年にわたり多くのゲストから愛されてきた伝統の味を一折にした、「三笠会館」の想いが込められた弁当となっている。
ブームの火付け役になったといわれる「ティラミス」は、かつて同店が直営していた「ブォーノブォーノ」の初代料理長が研修先のイタリアで学び、レストランで出していたもの。現在も定番の人気デザートだ。
長く銀座のグルメとして愛されてきたメニューを、自宅で気軽に楽しみたい。
三笠会館 伊勢丹新宿店
所在地:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館地下1階
営業時間:10:00~20:00
定休日:伊勢丹新宿店に準ずる
公式サイト:https://www.mikasakaikan.co.jp/restaurant/deli/shinjuku/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000079981.html
(田原昌)
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