現代日本のアートプロジェクト/プロデュース集団「WATOWA GALLERY」が、江戸と現代のストリートカルチャーをつなぐグループ展『SUPER TRAD』を開催する。
開催期間は2月16日(金)から25日(日)で、場所は渋谷2丁目のオルタナティブスペース「elephant STUDIO」。
今回の展示では、“盆栽”のある空間を演出するTRADMAN’Sさんと、“江戸文字”をアートへと昇華するsneakerwolfさんに加え、NIKEのスニーカーを分解して“甲冑”を作るという三田真一さんが参画している。
あらゆる空間をギャラリーとするプロデュース集団
2019年に発足したWATOWA GALLERYは、アートがファッションのように身近で、よりライフスタイルに溶け込むカルチャーになるべく、多くの人々がアートに触れる“タッチポイント”を拡大中。
あえて特定のアートスペースを持たず、あらゆる空間をギャラリーと捉え、アートをミュージアムからコミュニティへ、都市へ、住空間へ開放し、縦横無尽にアートプロジェクトを発信している。
また、2022年には初の本拠地「THE BOX TOKYO(東京・浅草)」をローンチし、活動の幅を広げながら新たな可能性を模索している。
日本の伝統美と現代のアートムーブメントを世界へ
2023年には、TRADMAN’Sさんならびにsneakerwolfさんとともに『SUPER TRAD』を立ち上げ、日本の伝統美と現代のアートムーブメントを世界に向けて発信。
TRADMAN’Sさんは、「伝統とは革新の連続」をポリシーとして様々な盆栽アートを手掛け、これまでに「Dior」や「RIMOWA」といった一流ブランドとのコラボも実現している。
一方、sneakerwolfさんは、伝統的な図案文字である江戸文字をアートへと昇華した、「Kanji-Graphy/カンジグラフィ」シリーズで人気を獲得している。
そして、『SUPER TRAD』に初参画した三田真一さんは、ファッションスタイリストという一面を持ちながら、様々な分野で新しいクリエイションやカルチャーを生み出してきた稀有な存在。
今回展示する作品は、代表作のひとつである「NIKEのスニーカーを分解して作った甲冑」シリーズだ。
戦国時代から江戸時代に向かって、甲冑の意味は権威やファッションに切り替わり、自己顕示欲や自己肯定感を象徴とする存在になっていた。同シリーズでは、現代のスニーカーを同じ文脈で捉え、唯一無二のアートへと昇華している。
気鋭のアーティスト3人が、それぞれの視点から表現した日本の“今昔”。そのユニークな感覚をダイレクトに味わってみるのも悪くないだろう。
『SUPER TRAD』
会期:2月16日(金)~25日(日)12:00~19:00
会場:elephant STUDIO
所在地:東京都渋谷区渋谷2-7-4
アクセス:JR「渋谷駅」から徒歩9分
公式サイト:https://watowagallery.com/
※2月19日(月)~21日(水)は定休
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000015900.html
(zlatan)